「平成15年(2003年)5月10日」
「第21番:舎心山 常住院 太龍寺(しゃしんざん じょうじゅういん たいりゅうじ)」


徳島の3つ目の難所は
「西の高野」と言われている太龍寺

標高600mの山頂付近にある本堂までは
現在ではロープーウェイを使うことができるようになった。





ロープーウェイから見える大師の像
若き日の弘法大師が
虚空蔵菩薩に願って
すべての教典を暗記できる修行
(求聞持法)を行った霊場


山頂駅から片道30分くらい歩くと
その像を近くで見ることができるとか。


名も知らない
黄色い小さな花たちが迎えてくれた。





「第22番:白水山 医王院 平等寺(はくすいざん いおういん びょうどうじ)」


本堂石段の左側
祠の下に板で守られた「弘法の井戸」がある。

どんな日照りにも枯れず
万病、開運の霊水として信仰されている。


また厄除け祈願の寺でもあり
本堂までの正面の階段は男厄坂。
もう一つの登り坂は女厄坂。


「第23番:医王山 無量寿院 薬王寺(いおうざん むりょうじゅいん やくおうじ)」


向かいに広がる海、太平洋。
すぐ近くに日和佐というウミガメの産卵地がある
徳島最後の札所、薬王寺。


厄除け祈願の寺としても有名


幼い頃より
父母の厄年にはお正月にお参りするのが
当たり前のようになっていたこのお寺に
この時期に訪れるのは初めて。


正月はのんびり周りを見て歩くこともできないくらい
人の波に溢れているのだが
今日はのんびりと歩くことができた。


山門を入ってすぐ目にはいってきたつつじの花。




平坦な石畳の道を歩くと
右へ曲がる。

女厄坂33段の石段


登りきると
次は男厄坂42段の石段


その上に本堂


ちなみに還暦61段は
そこから山の中腹にある瑜祇塔までの石段になる。

この塔の中には様々な寺宝が納められているのだが・・・
小さい頃見た骸骨の絵が怖くて
大人(?)になった今でも
入るのをためらってしまう。




以上で徳島23ヶ寺を終了。
日和佐の国民宿舎にて宿を取り
明日はいよいよ高知入り。


宿に到着する頃には雨が強くなっていた。
寒い時期でない、とはいえ
足下が悪いのは大変。


明日の天気を心配しつつ・・・




高知の話はまた後日に