「春待草〜帝都を走る」−後日談1






さらに、それから数日後。

「やっぱりこの間のお茶のお礼。
 なんかやんないとなぁ。

 お!そうだ。」

何か思いついたカンナ。
その足は厨房へと向いていた。


「♪あ〜いは〜〜。か〜たちですもの♪」

「お〜い、すみれぇ〜〜〜。」
口ずさみながら一階の通路を歩く彼女を見つけたカンナ。

「どうしたんですの、そんな大声出して。」
「すみれ、すまないけど後で食堂まで来てくんないかな。」
「わたくしがですか?」
「ああ、ちょっとこの間のお礼がしたくてさ。」

「…………分かりましたわ。」
「じゃ、30分したら来てくれよな。」


バタバタバタバタ


「あいっかわらず騒々しい方ですわね。
 でも………何をしていただけるのか楽しみですわね。」



30分後



「お!すみれ。よく来てくれたな。」
「さて、何をしていただけるのかしら。」
「それじゃそこに座って待っていてくれよ。」





お待ち下さい(^^)






「踊る言の葉」へ



「花たちのおもちゃ箱」へ