2002年5月3日 鎌倉市鎌倉 |
暑い一日だった。 5月のゴールデンウィーク ましてや3日となると晴れの特異日の一つだそうだが それでも暑い一日だった。 真夏日(最高気温30度以上)は超えていたのではないだろうか? バックには500mの烏龍茶。 これは一緒に行く友人からぜひ持っていくようにと言われた為。 後は江ノ島電鉄、藤沢駅構内にて駅弁を購入。 これで旅の準備はOK! 今回の旅は江ノ電:藤沢駅に始まり極楽寺駅下車 長谷寺・高徳院と巡り 裏大仏ハイキングコース・葛原ヶ丘ハイキングコースを経由し 北鎌倉へと入り、円覚寺・明月院と散策 その後JRにて鎌倉駅に戻り 鶴岡八幡宮を参拝して終了という予定にしていた。 と、予定コースを見てみるとよく分かると思うが 散策場所ってほとんど寺院ばっかり。 いっくらお賽銭がいるんだろうなんて考えてしまいそうだったが・・・ 一日巡ってみて思ったのがお賽銭の心配がそうはいらなかったことと(ヲイ) それ以上に見所が沢山あったということかな。 旅行ガイドでは <朝の鶴岡八幡宮を散策すると 隠れイチョウの幹や本宮と白旗神社周辺の木の梢に 台湾リスの姿をよく見ることがある> とあった。 日本のリスじゃないというのが少し不思議なところなのだが これは以前江ノ島で飼われていたリスが逃げ出して この鎌倉の森に繁殖したのが原因ではないのかということ。 この愛らしいというか日本リスやシマリスをよく存じている方には ちょっと大き目の灰色鼠のようなリス達に会う機会が 今回の旅のメインだったように思う。 最初は鎌倉大仏で有名な高徳院の裏の売店横の木の梢にて。 カリカリと木の実らしきものを手に持って食べている姿に 観光客が群がっていた。 リスの方はそんな人間達の様子にあまり脅える様子もなく 時々気まぐれに梢の上の方に登ったりまた降りてきたりとしながら 昼食の時間を楽しんでいたらしい。 二回目は明月院のトイレ横の木の梢。 ここのリスはあまり人に馴れていないらしく 姿を見たと同時にこそこそっと木の上の方に登っていってしまった。 三回目は鶴岡八幡宮・本宮へ登る階段の横にある隠れイチョウ。 丁度ガイド通りと言ったところか。 そして四度目がやはり鶴岡八幡宮の中にある白旗神社の鳥居。 ここのリスが一番驚いてしまった。 カメラを向けるとどんどん前に近づいてくるのである。 視線も当然こちらの方を意識している。 後数センチ近づけば触れたかもしれなかった。 が! 「危ないですよ」 と周りの他の撮影者に止められてしまった。 その声と同時にリスはその場から神社の中の方に走っていってしまったので ひょっとするとカメラに写されることよりも 私の手か何かが目的だったのかもしれない。 ただ、真相は今となっては分からないが。 と、いう風にほぼ一日この愛らしい 大き目の灰色台湾リスの行動に楽しませてもらったというのが この鎌倉の旅一番の思い出だったように思う。 その他にも・・・と言われるとですね。 裏大仏コースに始まるハイキングコース。 上り坂が多くて足が痛くなったが 一歩ずつ一歩ずつ歩いていけばなんとかなった。 最初は歩くペースを掴むのに大変だったが 慣れてくると楽しいもので このままずぅ〜〜〜と歩いていられるような気もした。 が、それも嫌かな、なんて(^^;;; このハイキングコース。 山に囲まれた鎌倉という地において その山を切り通して道を作り 物資の輸送等の交通の要所となった 鎌倉七切り通しのいくつかを含むもの。 ここでは大仏坂切り通しと化粧坂切り通しを見ることができるが その他の場所では大きな岩を渡してトンネルのようになったような 切り通しも見ることができるから 鎌倉という場所を旅しようと思うならこういったハイキングコースは 一つ入れておいた方がより鎌倉らしさを楽しめると思う。 多少、体力が必要なのと 後水分・食料の準備は忘れずにといったところだろうか。 ハイキングコースは歩き易くところどころ階段を作ってくれてはいるが 土地のガイドさんのお話によるとあまり使わない方が 体力の温存になるそうとか。 木の根っこが階段状に上り坂を覆っている部分があったりと 山の中でも見所沢山だった。 さて、旅と言えば良い食事と言った話もひとつしたいところだが 残念ながら今回は弁当を持参した為に何処がよかったのか お勧めするような発見はなかった・・・ ただ、喫茶のような場所なら一件どうしてもという場所があるのだが。 それは北鎌倉・アジサイ寺で有名な明月院にある「月笑軒」 メニューはお抹茶と和菓子のセットと自家製ハーブ類を使用したハーブティ。 このハーブティが非常にお薦め。 きっと季節によって内容は若干変わることだろうが フルーツ類と天然ハーブを使用したティーの味については 「おいし〜い」の一言以上言う言葉が見つからないくらい。 もし行く機会があるのなら ぜひぜひ試して欲しい一品である。 後は旅の御土産のお話。 JR鎌倉駅前に「鎌倉ニュージャーマン」という洋菓子屋さんがある。 ここの「鎌倉カスター」というのがお薦め。 柔らかいカステラ生地の中にカスタードクリームが入ったもの 生物だから遠方へのお持ち帰りには向かないが ささやかなティータイムにはぜひお薦めの洋菓子だと思う。 ちなみにクリームの方はカスタードの他に6種類ほどあったように思う。 (チョコレート・ヨーグルト・ティラミス・紅茶・緑茶等) そして鎌倉と言えばやはりというのが 豊島屋の鳩サブレー。 こちらは遠方へのお持ち帰りにはベストな商品 だけど定番といえば定番の品になるから その他のものを探したいなという方は ぜひとも鶴岡八幡宮の小町通りを歩いて欲しい。 鳥居から始まる段葛の通りと平行に通るこの通りには 端から端まで見ていこうとすると かなりの時間を要するくらいの店屋が並んでいる。 ちょっとした商店街のような雰囲気ではあるが 何か掘り出し物を探そうと思ったら ゆっくり時間を取って歩いてみると 何か見つかるかも・・・しれない。 という訳で鎌倉旅行を紹介させていただいた。 寺院と自然巡りが旅行のメインではあったけれど 四季に応じて様々な姿を変えるその風景には どの季節に行ってもきっと楽しめるものがあると思う。 もちろん定番のアジサイの時期に「明月院」や「成就院」は 忘れてはならない場所とは思うが。 花と木と緑と暖かな自然達がどんな季節に行っても きっと温かく迎えてくれることだろう。 見る場所の多い鎌倉だから 行く前には一度ガイド等で見て回る場所をチェックして 後は気楽に散歩するつもりで旅行を楽しんでみてはいかがでしょ。 最後になりましたが 今回の旅行の企画・実行にあたり 多大な協力をいただきましたU嬢と 鎌倉カスターを紹介していただきましたN嬢に 心よりお礼申しあげます。 今回のお話はこの辺で。 いつかの機会に何処かの地の絵を また紹介させていただくことにしよう。 それではその時まで、See you! |
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