第四章:プロローグ





ずうっーと
この時間が続くと思ってた

でもうまくいかないものですね
お別れしなければならなくなってしまいました

だけど
またいつか会えますよね
一緒に同じ時間を過ごすことができますよね
あたしは信じていたいです
大神さん
いつの日かまた
この場所で逢えると

だから今日は泣きません
笑って大神さんのこと
見送ろうと思います
そうすることで
きっと
あたしの願いは叶う

そう思えるから


………大神さん

     さようなら………



第四章
「春送歌」
〜君を見送る日に〜