サクラ大戦 スーパー歌謡ショウ
「新編 八犬伝」



1幕:1時間
2幕:(劇中劇:八犬伝)1時間40分


過ぎる時間を感じさせないそんな舞台でした。
なんだか終わってしまうのがもったいないくらい。


会場係のお姉さんに誘導されて指定席に座った時には
もう広井王子氏による前説が始まってました。

「携帯の電源をお切り下さい。」
という観劇のマナー。

実は青山劇場の会場の中って
<圏外>だったんですね。
広井さんの言葉の後慌てて電源をOFFしようとして
携帯を取り出してみてびっくりしました。
会場の影響なのか、それとも場所的に問題があるのか。

でも、これで携帯が途中で鳴り出す可能性はまずありませんね(^^;;;



と、まぁ、余分はお話はちょいと横におきましょうか。



アイリスの舞台挨拶
ちゃんと言えましたね。
大きな○があげたくなりました。

その後幕が上がり舞台は太正時代の銀座の街へ。
第一幕の始まりです。




〜輝く、銀座ストリート〜
ダンディ団の歌なのですが
ステージにはオールキャスト勢揃い。
華やかなダンスで舞台は始まります。

ちょっとした見物が早変わり。
おじいちゃん&おばあちゃんが
ダンディな紳士と素敵なマダムに変わる瞬間
見てた皆様、分かりましたか?




さて、華やかな舞台の中心、大帝国劇場では
神崎すみれさんの引退以降、ちょっとした騒動が
繰り広げられていました。
その中心となっていたのはなんと桐島カンナさん。
すみれさんがいたときには一番の喧嘩相手だったんですけれどね。
夜更けに台詞をそらんじる織姫や
本を読んでいるマリアに
なんとなくあたってしまいます。

「な、八犬伝はやめようよ。八人いないんだし。」


カンナさんにとっては八人目がすみれじゃないっていうことが
一番嫌だったみたいですね。



でも・・・「八犬伝」が今回の演目に選ばれた理由って
ちゃあんと意味があるんです。


どうやらマリアは気づいているみたいですね。

〜仲間たちよ〜


紅蘭の発明の為になんとなくばたばたっと人が入れ替わる中
アイリスと二人のデュエットと掛け合いによって
この歌が歌われます。

そう
この歌われる歌詞そのものが
彼女達のこれまでであって
これまでがあったから
これからがある。


そう、この演目を選んだ米田さんは言いたかったようですね。



そんな夜を過ごす中。
紅蘭は一人光武の整備を続けます。

〜光武〜

そう、光武初舞台なんですよね。
紅蘭と一緒に奈落からせり上がってくる光武。
でも歌が終るのと同時に・・・


どか〜ん!!


相変わらずのお約束を残して奈落へと落ちていくのです(笑)






〜おはよう、グッドモーニング〜

いい朝ですね。
箒を持って掃除をしながら歌うレニ。
そんな帝劇の柱時計から
ばたんと出て来るのが戦闘服姿のさくらさん。
ちょっとしたデュエットになって
歌が終了後、続いてマリアさんまで登場。


そう言えば戦闘服姿で舞台なんて久しぶりのような気がします。
ひょっとすると「愛ゆえに」のオープニング以来かしら?
<記憶違いでしたら陳謝。


でも、もしこういうのお客様に見つかったらどうするんでしょ。
一応秘密部隊なんだから。



そう、これは紅蘭の画期的な発明なんですね。
名付けて<空間移動装置「どこでもくん」一号〜〜〜〜>


ただしどう繋がっているんでしょ。

夜の見回り中に歩いていたらサロン(ですよね(^^;;;)
の柱時計から出て来るし。
ダストシュートに入ったら・・・
やっぱり柱時計から出て来るし。
光武に乗り込もうとしたら・・・
やっぱり柱時計?
トイレに行こうとしたら
それでも柱時計。

あ、一人壁の絵の中から出てきましたね、顔だけ(レニの場合)
植え込みの中から出てきたアイリスもいましたし。

ほんと、どこからどこへ行くのか分からないという
大変迷惑な発明だったようですけれど
これも紅蘭なりの心配りなのでしょうね。
皆を楽しませようとする。
すみれさんがいなくなって落ち込んだ気持ちを
沈んだ雰囲気をなんとか盛り上げようとする。

ま、一つ不思議なつっこみよろしいでしょうか?


紅蘭の発明はよく「爆発」するんですが
(紅蘭ファンの皆様、大変ごめんなさい)
今回、光武についてはあれだけ爆発を繰り返したそうけれど
この発明については一度も爆発しませんでした。
それだけ完璧なものなら・・・

ある意味ダスターシュート以上の移動力を発揮する
すごい発明に将来なるやもしれませんね。

いえいえ、今回光武があれだけ爆発したのは
実は光武に今まで以上の「何か」を取り付けようとした為でしょうか?
それに失敗して「爆発!」だったのかもしれません。


という訳で来年の春が楽しみですね<な〜んてちょっとPS2版の宣伝
PS2版:サクラ大戦「熱き血潮に」は2003年春
発売予定となっております(ぺこり)




少し余談失礼しました。

そんな楽しい雰囲気の中、台本読みが始まります。
今回は大きな仕掛けもあって紅蘭、結構楽しそうな雰囲気。
そんな中、盛り上がらない一人がやはりカンナさん。

「あたいは読まねぇからな!」
なんて言って米田さんに怒鳴られてしまいます。

「米田さん!みんなに、公開オーディションの話してくれました?」
というかえでさんの言葉を聞いてさらにカンナの心はバラバラに・・・




って???



何だったんでしょうね(^^lll
いえ、これはきっと悪い(笑)夢です。
って皆さん、見えました?

織姫さんがサボテンの着ぐるみを来てマンボを踊っている様子。


さて、その場にいた誰が見えたのでしょうか?
米田さん?
かえでさん?
紅蘭さん?
さくらさん?


最近夢をよく見ませんか(笑)






さてさて公開オーディションとなると
何故か薔薇組のメンバーからダンディ団までやってきてます。
この人達だったら普通にお願いしたら出してもらえそうなものを。
それでもオーディションを受けようとするその心意気はなかなかのものです。

さて、誰が受かったのでしょうか???



このオーディションのシーンではCD「サクラ大戦スーパー歌謡全集 新編 八犬伝」
では収録されていない新曲が用いられていました。
すごく華やかで楽しい曲。
きっと本編音楽集または録画版では聞くことができると思いますので
今から舞台は見れなかったけど「買おう」と思っている皆様。
ぜひぜひ楽しみにしていて下さいね。





さて、無事オーディションが終った夜。
劇場の屋上では一人米田さんがお酒を楽しんでます。
いつもみたいには酔っ払ってないんですね。
なんだかとってもいい感じです。
かえでさんが肴を持って登場。
花火の音が聞こえます。
打ち上げ花火、劇場の屋上からだと奇麗でしょうね。

そんな中、今回なぜこの演目を選んだのか
その話が話題になります。

「似てるんだよ、「八犬伝」の物語にあいつらがよ。」

「物語の中の兄弟とか、その愛情の形とかがな。」


そう語る米田さんにうなずくかえでさん。
二人でお酒を楽しみながら花火を見、
そして歌い出します。


花の命は短くて〜



ああ、いい歌だなぁって。
つい聞き惚れてしまいます。
そのまま全部歌って欲しいなぁって思ってたら


「今回の舞台、米田さんにも是非出てほしい」
そんな話が持ち上がっていることをかえでさんが告げます。

うんうん。
ってうなずいた方、ここにもいますよん♪
みんなでやりましょうよ、舞台。


さぁて、米田さんの反応は、というと


「おっと…ちょっと冷えてきたな。
 こいつを下で熱燗にして飲みなおそうや。」


即答はいただけませんでしたけれど
きっと大丈夫ですよね。


そんな夜・・・
花火も終わり静かになった夜空の中
アイリスが歌い始めます。


♪希望の星よ


歌い始めるとテラスにはいつのまにか花組皆が集まります。
アイリス一人の声から皆の声が重なって・・・


ふわり

アイリスが宙を舞います。

ぴょん。
とあちらの屋根に飛んでいったり、またもどってきたり
ふわ〜りふわりと夜空を舞います。

花組だけの秘密の舞台。
とっても素敵な夜でした。




ちなみにこのフライングシーン。
見てる側には神秘的と同時に不安感一杯でした。
ああ、アイリスちゃん、ほんとに大丈夫って。
最終日までどうか無事飛べますように。
そう祈りたくて連絡を待ってました。
ランディさん(お名前出し陳謝)
連絡ありがとうございました。


無事、フライングシーン
終えておめでとうございました、アイリスちゃん♪





あ!
そうそう
16日の夜。
幕間のアイリスのフライングシーンで
「ブラボ〜」って思わず声かけちゃったの、私です(てへっ)
だってすっごく感動しちゃったんですものぉ。
太正舞台らしくない掛け声でごめんなさいm(_ _)m

でもでも・・・
アイリスちゃん、ホントに♪ぶらぼぅ♪でした。







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