神奈川男声合唱協会(KAMKA)第4回演奏会
2001/ 4/ 8(日)横浜みなとみらい大ホール
神奈川県下の男声合唱団11団体による合同演奏会。隔年開催。
以前から聞きに行きたいと思っていた演奏会。県内の各地から大変個性的な合唱団が集まっており、非常に興味深い演奏会でした。
香川県最古の男声合唱団(職場合唱団として結成)のコンサート。
諸事情により前半の慶應、立教、明治のみを聞く。
立教がメンバー、関係者の努力で着実に復調に向かっている事に好感を持つ。
今年の明治は団員、指揮者、ヴォストレーナーそれぞれの持ち味が出た演奏だと思う。
エールを聞いて期待していただけに、東大の演奏を聞けなかった事は大変残念である。
発声が大変素晴らしい団体。聞く所によると関西学院グリークラブのOBが団員の半数を占めているとの事。
知人の団員が語った「半月会」という表現には大ウケしました。
演奏としては作り込み不足が目立ち、個人的には余り楽しめなかった。
素材が良いだけに、細かい所の作り込みに注意を払うようになれば素晴らしい演奏をしてくれるだろう。
塩野静一基金による委嘱作品第2弾「八月十五夜のファンタジー」(荻久保和明)初演。
また、塩野氏が学生時代に指揮していた「優しき歌」を演奏。
良く作り込まれた演奏を披露していたが、Topの音程が下がり気味な事が気になった。
また、ホールでは同基金の寄付を募っており(一口千円)、
協力者には同基金による委嘱作品「CANTATE DOMINO」を収録した自主レーベルCDを進呈していた。
私は同基金の設立の話に感銘を受けて、以前から同基金に協力したいと思っていたので、ひとまず一口だけ寄付しておく。
1997年に結成されたスウェーデンの男声合唱団。ヨーロッパでは大変高い評価を受けている団体である。
とにかく、正確無比の音程による澄み切ったハーモニーが素晴らしい。久しぶりに良い音を楽しめました。
過去に他団のCDで聞いて理解不能だった現代作品もこの団体が振付を伴った演奏をしてくれたおかげで理解できました。
学生時代に所属していた男声合唱団ΚΟΣΜΟΣのコンサート。
一時は存続すら危ぶまれていたものの、近年団員が充実して以前より厚みのある演奏を聴かせてくれた。
再来年の20周年記念コンサートには参加したいものだ。
2000年9月22日に結成された松山市の男声合唱団。
発声の充実したメンバーがいて迫力のある演奏を展開していた。
音程にやや難があるものの、発音が明瞭で縦がキチンと揃う等、基本がシッカリしているので今後が楽しみ。
1997年に結成された福岡の男声合唱団。元は職場合唱団だった。
北村協一氏を客演に招聘して味わいある演奏を展開していた。
発声が一昨年のような高い響きを重視するものに戻り、表現力も増したので大変充実した演奏を聞かせてくれた。
いまや四国一の男声合唱団と言っていいだろう。来年の演奏も楽しみである。
「わが心の詩」男声版初演を聴きに行く。
パワフルな演奏で豪快な表現が印象的。
だがそれだけでなく、正確な音程等、真摯に音楽を創ろうというメンバーの意識を強く感じました。
ただ、賛助ステージで胡弓や琴にピアノをぶつける曲があった事には個人的に大変疑問に感じた。
人数は歴代最小(12名)まで減少していたものの、特に前半のステージでは、かつて私が惚れ込んだ頃のような発声、
音楽に対して真摯に向き合う姿勢が感じられ、良い演奏でした。
おかげ様で、しばらく忘れていた、自分の目指していた合唱の姿を思い出す事ができ、新たな活力を頂きました。
混声合唱団としてはなかなかの実力を持つ団体なのだろう。旋律、発音等は良く練習されている事がわかる。
只、須賀敬一氏が客演しているにも関わらず、特に言葉の表現に変化がないというのはどうだろう。
5ステージ構成も多すぎる気がしたし、余分なステージを減らしてもっと須賀氏の音楽を吸収するべきではなかっただろうか。
発声が充実している団体なのでフォルテの迫力が大変印象的。
それ故注文をつけるとすると、表現法にもう一工夫欲しい。
フォルテ一発だけでなく、大音量が出せるからこそ対極のピアノの意外性が引き立つので、それで印象づけたり、
テンポルバートや子音の長さ調節等のテクニックを駆使して歌詩を表現して欲しいと思う。
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