男声合唱組曲白き花鳥図(改訂版)

聴いた演奏

1995年関西学院グリークラブ
第44回東西四大学合唱演奏会

1998年コール・セコインデ
第10回同団リサイタル

2000年北海学園大学グリークラブ
第37回同団定期演奏会

2001年男声合唱団ΚΟΣΜΟΣ
同団ジョイントコンサート

ベスト演奏

1.指揮 北村 協一
関西学院グリークラブ
(改訂版全曲初演)
第44回東西四大学合唱演奏会
1995年6月17日(土) 昭和女子大学人見記念講堂

声音表旋総感
BCABBB

2.指揮 坂口 和彦
コール・セコインデ

第10回コール・セコインデリサイタル
1998年12月13日(日) 神戸朝日ホール

声音表旋総感
ACABBB

3.指揮 片山 秀樹
男声合唱団ΚΟΣΜΟΣ

ヴォーカルアンサンブル・つくば&男声合唱団ΚΟΣΜΟΣジョイントコンサート「天球のハーモニー」
2001年7月1日(日) つくばセンタービルノバホール(20名)

声音表旋総感
BCBCBB

解説

 この白き花鳥図と東京景物詩の演奏に共通して言える事だが(いずれも北原白秋の詩)、 旋律に流されがちで言葉が明瞭に聞こえる演奏がなかなかないように思います。 他の組曲以上に旋律処理を慎重に行う必要がありそうです。
 関学の演奏は発声が今一つ(テナー系)のため、音程が不安定な箇所がまま見られるものの、 旋律が明瞭で曲の雰囲気を良く表現しており、推薦した三演奏中では歌詩が最も良く聞こえるので評価以上に好感をもっております。
 セコインデは発声が充実しており迫力満点な演奏。 でもちょっと旋律表現が荒っぽいかな?関学に比べると微妙に曲の雰囲気に合っていないような気がします。 ただ、私の音源は余り音質が良くないので平等な評価とは言えないかもしれません。
 先日聴いた男声合唱団ΚΟΣΜΟΣの演奏は人数に比べて良く声が出ており、後半の曲で何箇所か見るべき曲想があったものの、 一部縦が揃わない箇所があり、また旋律処理が不充分なため「歌わされている」印象で、言葉が伝わってこなかったのが問題。
 北海学園は言葉の明瞭さでは関学よりも勝っていた位なのですが、頭声の不足からくる音程の不安定さが目立つのが残念。 元の声は澄んでいて個人的に好きなだけに発声練習で頭声を鍛えられるとかなり楽しみな団体だと思う。

 ちなみに、関学の演奏は全曲初演であるが、 終曲の「白鷺」はそれ以前に第13回メンネルコール広友会定期演奏会(1995/2/11)のアンコールにおいて演奏されている。 「白き花鳥図(男声改訂版)」の存在は以前から情報を得ていたものの、長い間演奏の情報がなく、幻の組曲という印象でした。 しかし、この演奏を聞いて(というか演奏前の説明を聞いて)ようやく確認がとれ、全曲演奏を心待ちにしていたのを覚えています。 でも、四連が初演だと知った時は驚くやら呆れるやらでしたが(^^;)


作品一覧
作品一覧へ
資料室
資料室のトップへ
戻る
トップページへ