ごメンドーかけました!
三木鉄道
 JR加古川線厄神駅から三木駅に至る6.6キロの非電化単線の第3セクター鉄道。

 厄神駅3番ホームで列車を待つ。三木鉄道は加古川からの、もしくは加古川への列車との接続を密にとっているので、こちらから来ていれば待つ事はないのだが、加古川線を北からクリアしてきたために長く待つ事になってしまった。
 ようやく到着した単行のディーゼルカーは数人の乗客を降ろすと、運転士が反対方向に移動するため一旦ドアを閉め、すぐに作業終了してドアが開く。まもなく到着した加古川からの列車から数人の乗客が乗り込み、出発。この間、わずか4分。
 出発してから時刻表を確認すると、始終着駅での折り返し時間は非常に短く、途中駅での列車交換なしに良好な接続を実現している事が分かる。

 ローカル線を旅していると時々思うのだが、人家から遠く離れた場所に駅があったり、数百メートルずれれば人家があるので利用しやすくなるのではないか?という事がある。しかし、この三木鉄道においては8つある各駅は概ね人家の近くにあり、なかなか利用し易いよう配慮されていると感じられ、乗客も一人二人と降りていった。ただ、別所駅は数百メートルどちらかにずれていた方がいいのではないかと思ったが。

 さて、いよいよ終着の三木駅である。時刻表によると、今乗っている列車は17:08到着に対して上り列車は17:09発。これでは駅前に出る事もできないか。いやそれ以前に運転士は1分で折り返し作業をする必要があるのか、大変だなあ。と思ってみていると三木駅には2つのホームがあり、乗っている列車は改札口の目の前にある1番ホームに入るようだが、向かいの2番ホームにも同型のディーゼルカーが停車している。まさか、折り返しはこの列車が?いや、普通こういう短い路線では1両で往復して、もう1両は故障時のために待機しているだけだろう。
 って、タブレット渡してるし。慌てて荷物を持って2番ホームに急ぐ。なんと乗客は私のみ。明らかに「乗りつぶし客」ばればれだが、私がいなければ回送同然だったのでまあよしとしよう。

 発車。小銭がないのに気づいたので今の内に両替しておこうと思い、先頭の料金箱(バスと同様)に行って両替機に500円玉を投入するが、途中で引っかかったのか反応がない。加速中の運転士に話しかけて指示を仰ぎ(ごっつ迷惑)、結局両替できなかった(新500円玉非対応?)ので後にしようと席に戻ろうとすると、運転士が声をかけてきて、ふところから両替した硬貨をつかんだ右手を運転席から突き出した。目は前方を注視しつつ片手運転で加速状態。慌てて翻り、硬貨の授受を行う。
 この騒ぎの影響でダイヤが遅れ気味になったのか、途中乗客もいないので駅には一応停車するのみでドア操作も行わずに発車を繰り返して厄神に滑り込んだ。夕刻のためか、私が降りた直後に入ってきた加古川線の列車から乗客が次々と乗り込んできた。といっても10人足らずだが。

タブレット
 単線路線では上下線の列車が衝突(数年前の信楽高原鉄道の事故のような)しないために、路線をいくつかの区間に分けて(閉塞と呼ぶ)、その区間内を走れるのは運転士がタブレットというわっかを持った列車だけにするという方法が取られ、これをタブレット閉塞と呼ぶ。近年は電気信号で閉塞を管理する例が多くなったが、ローカル線では時折見られる。
 ここでは厄神−三木の全線を一つの閉塞として取り扱い、運転士がタブレットを持った列車のみが全路線を走行できるようにしていると思われる。


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