碇君・・ごめんなさい
私を探している碇君の姿を見ていると、涙が出ました。
最期にあなたにお別れを言いたかったけど・・
あなたに会うと・・未練が募るのは分かっていたから・・
この手紙を残しておきます。
碇君・・私はあなたの事を一生忘れません。
あなたの唇の温かさ・・あなたの優しさ・あなたの笑顔・・
私は目を閉じるだけで、鮮やかに思い出します。
出来るなら・・綾波レイと言う、一人の人間があなたの事を、
ずっと想っていた事を、忘れないでいて下さい。
あなたの足音がもう、近くまで聞こえるような気がします。
あなたが私に残してくれたものを、大事に守ります。
どうか お元気で・・私の事は探さないで下さい。
あの人は私の気持ちを汲んでくれています・・
だから、私を追わないで下さい。
あなたの、側にはいつも、あなたの事を想う女性がいるのですから・・
どうか、アスカさんと幸せになって下さい。
僕は手紙を読み終えた