裏庭セカンドジェネレーション
CHAPTER 13A
第13話【
碇家の休日
……副題:アヤさんビキニでドカ〜ん】Aパート
「うわぁ〜水が冷たぁい」ローラちゃんは谷川の水を塞き止めて作ったプールに右手を浸した。
「ローラちゃん!準備体操しないとダメよ 」
ミドリさんがすかさず注意をしている。まるで母親のようだと言ったら失礼だけど。
「わかってるって ミドリお姉ちゃん」久しぶりにミドリさんに会えて嬉しいのかローラちゃんは普段以上にはしゃいでいた、
「こんな所で泳ぐなんて久しぶりね……小学校の時以来じゃ無い?シンイチ」
セパレートの水着を身に付けたミライが眩しそうにキラキラと光っている水面を見ていた。
「ねぇ、ミライ アヤさんはどうしたの?」
「アネキ?まだ脱衣所から出て来て無いみたいね」
「水着がどうとか言ってたぞ」父さんが準備体操しながら呟いた。
「あ、そうそうスクール水着がキツなってるとかでママが買いに行ったのよね」
そんな事を話していると、アヤさんとアスカさんの話し声が聞こえて来た。
「お母さんのバカぁ こんなの着て人前に出られないわよ」
「まぁまぁ、似合ってるわよ それにサイズは合ってるでしょ」
「で、でも」
「あ、来た来た」ミライが屈伸運動で反り返りながら言った。
「お、そんなの買ったのかい?アスカ」父さんが少し恥ずかしそうにアスカさんに呟いた。
「もう……恥ずかしいなぁ」アヤさんは落ち着かないのかもじもじしていたが、
ファッションピンクと淡い緑色のストライブの入ったビキニの水着を着こなしていた。
アスカさんは色ちがいのビキニを身に付けており、こちらも見事に着こなしていた。
「アヤさんやアスカさんにはビキニが似合いますよ」僕は恥ずかしがっているアヤさんにフォローを入れた。
「もう〜シンイチ君ったら」だが、余計恥ずかしがってしまったので、逆効果であった。
「暑い中来たんだ、一汗流してからゆっくりしようじゃ無いか」
「賛成!」
僕達はプールに行こうかと計画をしていたが、丁度ミドリさんから電話があって、
松代からエレカで1時間ぐらいの所にいい所があると聞いて、このオーベルジュ米子大瀑布に碇家全員で訪れる事になったのだ。
オーベルジュとは、一般的にその地方の素材を使ったフランス料理のレストランに宿泊施設をくっつけたようなホテルだと
言う事を、車内で聞いたんだけど、2つコテージを借りたのだが、広すぎて困っているぐらいゆったりしているのだ。
ベランダにはチェアー等があり、すべり台を滑るとそのまま谷川の水を引き込んだプールに行けるのだ。
三つある滝の9つの見所への観光コースもあり、温泉も湧いているそうで、二日間ゆっくりするには丁度いいかも知れない。
もっともここの滝は滝に打たれる修行のメッカだそうなんだけど……嫌な予感がする。
「水が奇麗ね……」アヤさんは準備体操を終え、胸元に両手で水をかけていた。
鮮やかな胸元のビキニに跳ね返った水しぶきと水着に収まりきっていない胸を僕はつい見ていた。
("http://homepage1.nifty.com/marumu/"MARUMU COLOR のCGギャラリーの”水着の霧島マナ”の顔をアヤさんだと思いねえ コラージュ作っちゃダメだよ(爆))
水or水着になりたいと思った奴は手を上げろ!(をい)
僕は慌てて水の中に漬かったが、あまりの冷たさに驚いてしまった。
「どうしたの?シンイチ君」アヤさんが僕の方を見た時、胸元から覗く白い肌が見えてしまい、僕は更にうろたえてしまった。
{未熟者!
(c)シュバルツブリーダー
}兄さんが僕を冷やかしたが反論が出来る訳も無かった。
「ここなら、足が立つよっ ミドリお姉ちゃん」少し上流の所に子供用に浅くしている所をローラちゃんは発見した。
途中に堰があるだけで繋がってはいるのだが。
「じゃ、バタ足の練習しようか」ミドリさんがローラちゃんの手を掴んで言った。
「うんっ」ローラちゃんは恐る恐る水面に顔を付けてバタ足を始めた。
「冷たくて気持ちいいわねぇ……けどあまり長時間漬からない方がいいかもね」ミライは背中を川岸にもたせかけて言った。
「ひと泳ぎしたら、オイルを塗っておいた方がいいわね」アスカさんが奥の方からクロールで一気に泳いで来て言った。
「あれ、父さんは?」父さんの姿が見当たらなかったので僕はアスカさんに問いかけた。
「あぁ、シンジならその辺りを潜ってるわよ 水の中が落ちつくとか言ってたわね」アスカさんが少し呆れた口調で言った。
噂をすればなんとやらで、僕達の近くに父さんが浮上して来た。 とはいえ、さほど深く無いから見えてはいたのだが。
「ふぅ 水が冷たいから長時間は無理だな」父さんは胸から上を出して、片足立ちになって耳の水を落としていた。
「じゃ、30分ぐらい泳いでから、休憩にしようか」父さんは髪から水をしたらせながら言った。
「もう、引率の先生じゃ無いんだから、そんなに仕切らなくていいわよ パパ」ミライが苦笑しながら言った。
僕達は笑いの渦に引き込まれたかのように無邪気に笑っていた。
30分程泳ぎ、僕達は水から一旦上がる事にして、バスタオルで身体を拭きながらコテージの方に向かった。
「アヤ、ミライ オイル塗ってあげるから、チェアーを伸ばし寝転がるのよ」
アスカさんが鞄の中からサンオイルを取り出して言った。
「二日もいるんだから、ケアしとかないと、日焼けで酷い目に合うわよ」アスカさんは笑いながら瓶の蓋を開けた。
「これ、脱がないといけないから、あっちのコテージでやってよ ママ」
「そうね、ミドリちゃんも脱がないと塗れないし、じゃもう一瓶あるから、シンイチ君はアヤをお願いね」
「はぁ……」僕はサンオイルの瓶を手にして呟いた。
「じゃ、お願いね シンイチ君」アヤさんはチェアーを伸ばして背を上にして横たわった。
「オイルってどういう風に塗ればいいの?父さん」僕はもう一つのチェアーで既にうとうとしはじめている父さんに声をかけた。
「ん?まんべんなく塗ればいいんだよ」
「まんべん無くか……」僕はオイルを手にとって、アヤさんの背中に塗っていった。
「その紐が邪魔ならほどいた方がいいよ」
父さんが言ったので、僕はアヤさんに声をかけて、恐る恐る背中の中央でくくっている紐をほどいた。
「いかん……本格的に眠いな……」父さんは目をしばしばさせて言った。
「朝の6時から運転してたんだから、ちょっと休んだ方がいいんじゃ無いですか?」
「そうだな……昼飯までちょっと寝るよ」父さんは身体を本格的に拭きながらコテージの中に入っていった。
5分ぐらいかけて、僕はアヤさんの背中や首もとや足などにまんべん無くオイルを塗っていった。
「こんなものかな……」
「シンイチ君ありがとね じゃ、今度は私が塗ってあげるね」アヤさんは身体を起こして頭もとにおいていた瓶を取ろうとしていた。
僕は瓶に蓋をしようとかがんで瓶を取ろうとしていたので、起き上がったアヤさんの胸が目の前に見えた。
「あ……あやあや……アヤさん……ま、前……」僕はあんぐりと口を開けて、目の前で揺れている白い乳房を指差した。
「え?嘘っ」
紐をほどいた事を忘れていたのか、アヤさんは下に敷いていた水着を取ろうと、片手で僕の側の胸を隠して必死になっていた。
「何故取れないの?」
チェアーの折り畳みの部分にビキニの紐がひっかかっていて、なかなか取れないのか、アヤさんは混乱していた。
恥ずかしさのあまり首筋まで真っ赤にしているアヤさんを見て、
僕はつい守ってあげたいと言うか……保護欲のようなものに駆られていた。
「こうすれば、恥ずかしく無いと思って……」僕は驚くアヤさんを抱きしめ、自分からはアヤさんの胸が見えないようにしてあげた。
「あ、ありがとう」アヤさんは僕の真意に気づいて頬を染めながらもお礼を言った。
「……僕が取ってあげるから……」僕はすぐ横にあるアヤさんの耳元で囁いた。
アヤさんと身体を重ねたまま、チェアーにひっかかっている水着の紐を引っ張って外そうとしたが、中々難しかった。
その度、汗で少し濡れたアヤさんの乳首が僕の素肌の胸を刺激した。
僕は左手でアヤさんを抱きしめ、片手でチェアーの角度を変えて、ようやくひっかかっていた紐を外して水着を取る事が出来た。
「はい……」僕は水着を手探りでアヤさんの手に渡した。
「離れるから、目を閉じててね……」
「ちょっと待って下さい……」だが、僕は今離れられない事情があった。
「え?」アヤさんも下の方は見れないので、幸いにも気づかれていなかったが……
「……男の事情です。解って下さい」
僕も真っ赤になりながらも、目にちらついたアヤさんの乳房を頭の中から追い出そうとしていた。
「ふふっシンイチ君も恥ずかしい思いしたんだから、これで丁度ね」アヤさんは恥ずかしげに笑みを浮かべた。
「しかし、今見られたら誤解されそうね……」
「私が証言してあげるから大丈夫だよ」窓の向うから父さんの声が聞こえて僕は驚いた。
「お父さん!」
「寝てたんじゃ無かったんですか?」
「窓辺のここのベッドで寝てたんだけど、騒がしいから目が覚めたんだよ」父さんは苦笑しながら言った。
「紐をほどけって言ったのも父さんだよな……」
僕はぶつぶつ言っていたが、父さんの出現もあり、ようやくおさまったので、目を閉じてアヤさんから離れた。
「邪魔をしたらアヤに口を聞いて貰えなくなるような気がしてね」
「もう……お父さんったら」
「じゃ、シンイチ君も塗ってあげるね 横になって!」
「じゃ、お願いします。」僕はチェアーを倒して寝転がった。
「さて、今度こそゆっくり眠れそうだな ふわぁ」父さんの独り言が聞こえて来た。
「日焼け止めだからたっぷり塗っておかないとね……」
僕はアヤさんに塗ってもらっている内に、すっかり寝入ってしまった。
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「おーい シンイチ お昼御飯食べに行くぞ」
「んっ 寝入ってたのか……」僕はようやく目を覚まして、のろのろと立ち上がろうとした。
「気持ちよさそうに寝入っちゃったから起こさなかったの」アヤさんが僕に手を貸してくれた。
「ランチタイムは水着でもOKだそうだから、昼飯に行こう」
「私も塗って貰ったんだよ」ローラちゃんも上機嫌でミドリさんの手にぶらさがっていた。
「私もママやアネキみたいにビキニにしたら もっと日に焼けても境界線が出ないかもね……」
「来年の夏にはビキニを買ってあげるわよ だからもっと牛乳を飲まなきゃね……」アスカさんが笑いながら言った。
「もう!シンイチやパパの前でそんな話しないでよ」ミライはわずかに頬を染めて抗議した。
「あ、碇様ですね こちらにご用意しております」僕達は窓際の広い8人掛けのテーブルに案内された。
「ランチタイムのメニューはこれね 何にする?」アスカさんはテーブルの上に置かれているメニューを指差した。
「お子様ランチは無いみたいね……何にする?ローラちゃん」
ミドリさんはローラちゃんに見えるようにメニューを寄せてあげていた。
「シンイチは何にするの?」ミライがメニューを覗きこんで言った。
「んー焼き飯にしようかなと思ってるけど……」
「メニューを揃えたら早く来るかもね じゃ私もそれにしよっと」
「(やるわね ミライ)じゃ私はメキシカンピラフにしようっと」
めいめいに註文して、店員が註文を繰り返した。
「オムライス2つカレーライス2つ焼き飯2つメキシカンピラフ1つで、
食後にアイスレモンティーを6つにオレンジジュース1つですね」一気に滞り無く店員は復唱していった。
窓際の僕の横の席にアヤさん 僕 ミライ アスカさん
反対側の窓際にローラちゃん ミドリさん 父さんが座っていた。
「お昼食べたらまた水に入りたいわね」アヤさんが暑いのかおしぼりで目元を拭いていた。
僕は右を向いたらアヤさん左を向いたらミライで二人とも水着だし、正面を向けばミドリさんの水着姿なので、
目のやり場に困ったので、アヤさんの真似をして目を閉じて目元に冷たいおしぼりをあてて待っていた。
「はい、お待たせしました 焼き飯二つにメキシカンピラフ1つです」店員が註文した人を覚えていたのか、
正確に註文した人の席の前に料理を並べていった。
少しして、残る全部の料理が揃ったので、僕達は食事を始めようとしていたその時……
爆弾発言が飛び出してしまったのだ。
「あ、シンイチ君 どうだった?アヤの胸の感触は」アスカさんは笑みを浮かべて言った。
<続きません・・・単発だし(
嘘です
)
(c)春日ている
大自然の部屋
単発らぶらぶ小説の会
>
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尚、13話のタイトルは、”す”氏に元ネタを提供して頂きました。
アヤさん親衛隊掲示板(終了)の”11話Aは延期っす”スレッドにて。
Re:11話Aは延期っす 投稿者:す 投稿日:1998年01月30日 23時17分
>合計8パートで終わらせるという修正案もガラガラと音を
>立てて崩れていくぅ〜
全然OKです。そのまま外伝その2「碇家の休日、2泊3日で海の家!アヤさんビキニでドカ〜ん!」等が始まっ
てしまって本編再開が半年ぐらい伸びても全然平気です。(煩悩大爆発)
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PS.
一部の文章を背景色に隠しています(爆)
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良くやったな シンジ
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第13話Aパート 終わり
第13話Bパート
に続く!
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