学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について

教職員の多忙化の原因として大きな比重を占めているのは小学校においては「現職教育・校内研修」、中学校においては「部活動」である。この改善無くしては教職員の働き方改革はできないと考える。今回は「部活動」について考えてみる。勤務時間は午後4時30分であるにもかかわらずそれを超えた部活動はほとんどの学校で実施されている。教職員は部活動を担当しないことは事実上許されない現状もある。部活動を持たないことを希望すると肩身の狭い思いをする。教員になるときには教科指導の免許状は必要だが部活動の免許状はないし持っていないことから考えても何かおかしい。平日の部活動2時間、休日の部活動1日で4時間とすると試合などないときでも月に60時間近くの超過勤務になる。このような中、文科省は2020年9月1日「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」という文書を発表した。その中で◆部活動は必ずしも教師が担う必要のない業務であることを踏まえ、部活動改革の第一歩として、休日に教科指導を行わないことと同様に、休日に教師が部活動の指導に携わる必要がない環境を構築◆部活動の指導を希望する教師は、引き続き休日に指導を行うことができる仕組みを構築◆生徒の活動機会を確保するため、休日における地域のスポーツ・文化活動を実施できる環境を整備 が方向性としてしめされている。 ①学校部活動から地域部活動への転換として令和5年度以降、休日の部活動の段階的な地域移行を図るとともに、休日の部活動を望まない教師が休日の部活動に従事しないこととする。②令和3年度以降教育委員会において兼職兼業の考え方や労働時間管理、割増賃金の支払いなどについて整理を示すこととする。など具体的な日程も示されている。香川県ではどのように進んでいるのだろうか?

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2022年01月30日