三豊・観音寺の9条の碑除幕式 2025年5月3日
三豊・観音寺の9条の碑 2025年5月3日建立
香川県観音寺市に9条の碑
四国は香川県の観音寺市に来ています。今日、ここで憲法9条の碑の除幕式が行われ、みなさんといっしょに除幕の綱を引かせていただきました。
四角い石碑ですが、どんぶりに入ったうどんが彫られています。なにせ「うどん県」。地元ではうどんは長く続くという言い伝えがあり、「平和が長く続きますように」という意味を込めたのだと言います。また讃岐うどんはコシが命。二枚腰、三枚腰で平和を守るのだとか。
食べ物を彫った9条の碑はこれが初めてです。生活の象徴ですね。生活費を削って軍事費に回そうとする今の政治の流れに対して、日々の平安な生活を大事にしようという考えの表れととらえることもできます。
もう一つ、ハートを男女が両側から抱きしめるデザインも彫ってあります。これは「絆」を意味します。今やネットの氾濫で空虚なつながりが流行る中、対面しぬくもりを感じながらの人間のつながりこそ重要なのだと示しているように思えます。
さらに大切なのが、この碑が置かれた場所です。地域の先生たちが費用を出し合って建てた教育会館の敷地に建てられました。軍隊を無くした平和国家コスタリカでは、それまでの軍事費をそっくり教育費にあてました。その時に作ったスローガンが「兵士の数だけ教師をつくろう」です。かつて教育大国と言われた日本は、今やみるかげもありません。教育、つまり子や孫のことを第一に考える政治でなければ社会は衰退します。
碑のそばにサクランボの樹があり、たくさんの真っ赤な身をつけています。一つつまんで食べましたが、これがおいしい。教育会館を建てたときに植えた苗木が、今やこんな大きく育ち、たくさんの立派な実をつけました。サクランボの花言葉が「善良な教育」です。サクランボの実るころ・・・この実をつまみながら今の子どもたちが成長したときに、彼ら彼女らにとって素晴らしい日本となるような社会づくりをしたい。その象徴となる碑としたいものです。
三豊・観音寺の9条の碑の紹介 国際ジャーナリスト 伊藤千尋様
三豊・観音寺に憲法9条の碑をつくる運動にご協力ありがとうございました。
- ★ 目標金額50万円 皆様の協力で達成することができました。
- 【募金金額】個人 109名・団体 8団体 合計787,000円です。
- 学び、行動し、楽しく元気な運動の中で成功させよう。 つくる会は16回開催 平和についての学習も適宜実施。
- 4月9日 準備会開催 7月10日 三豊・観音寺に9条の碑をつくる会発足 8月4日~8月6日 原水禁世界大会
8月15日 終戦記念日
11月3日 日本国憲法公布 4月15日 工事完了碑設置
5月 2日 伊藤千尋先生を囲む会 18時~20時30分 5月 3日 日本国憲法施行 除幕式10時~11時
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