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日頃思っていることなど連絡ください。適宜載せていきたいと考えています。

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ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する!ロシアはただちに撤退・停戦せよ‼

ロシアの侵略、戦火の中、着のみ着のまま避難しているウクライナの市民、子どもたち、1000万人を超える周辺諸国へ避難した方々へ、ミルクや食料、下着や衣類、医薬品、発電機などを届ける人道支援は急務です。香川県教職員組合三観支部は4月9日の定期大会の場で支援の募金の協力を依頼したところ多くの募金が寄せられました。全日本教職員組合などを通じて現地の支援に役立ててもらいたいと思っています。

今は、戦争反対と言うことができますがロシアでは取り締まりの対象とされています。日本も戦前は「戦争反対」と言っただけでも警察に捕まるという状況でした。そのような中、三豊・観音寺市の隣の徳島県三好市出身の長尾孫夫さんは学問の自由のため「滝川事件」に参加しました。 このような暗黒の時代にもどらないためにも声をあげていかなくてはならないと思いました。「教え子を再び戦場に送るな!」を合い言葉にしたいです。

ここをクリック「長尾孫夫さんと滝川事件」

2022年04月16日

森尚水さんへの追悼メッセージ

私が初めて森先生とお会いしたのは1972年に京都教育大学で行われた全教ゼミの全国大会だったと思います。高知大学の後輩として、理学部数学科・教育学部合計8年間大学へ通ったと聞き。すごい人だなあと思っていました。その時、私は1回生でした。
 その後、私が附属中学校で教育実習をしていたとき、女子生徒から「私、朝倉小学校で森先生に担任してもらっていたけど授業が分かりやすかった。森先生みたいにブラックボックス(関数を教える教具)をつかったりして生徒に楽しく分かりやすく教えるように勉強や工夫をしてよ」と言われ、森先生はこんなに生徒の心を掴んでいるのだと思うと同時に自分の教材研究の不足を反省していました。
 また、私が香川の西端の香川県教職員組合三豊支部の役員をしていたとき、支部の「教育講演会1992年」で「どうする学校五日制」というテーマで講演をしてもらいました。そのときの話で「学級の子どもと一緒に助けた鳩が全快した。そこで子どもを連れて高知城の天守閣からかっこよく羽ばたかそうとしたが失敗した。」という話が印象に残っています。また、小学5年生だった私の長女がまんが「まめだ先生」のファンで、講演後喫茶店でお話をしました。娘の感想として「まんがと違って思ったより髪が多かった」と言っていました(失礼)。
 近年、私が民研の所員として会うことが多くなりました。「まめだ先生と朝倉ゼミナール」の影響を受け仲間とともに観音寺市で小学生、中学生に「無料塾」を開いています。現在8年目になります。朝倉ゼミナールとは比べものにはなりませんが亀のように進んでいます。私にとって森先生は行動においては絶対に真似できない先輩ですが、気持ちは真似できたらと日々思っています。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

ここをクリック「森尚水さんを偲ぶ-高知民研記事より-」

2022年04月15日

学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について

教職員の多忙化の原因として大きな比重を占めているのは小学校においては「現職教育・校内研修」、中学校においては「部活動」である。この改善無くしては教職員の働き方改革はできないと考える。今回は「部活動」について考えてみる。勤務時間は午後4時30分であるにもかかわらずそれを超えた部活動はほとんどの学校で実施されている。教職員は部活動を担当しないことは事実上許されない現状もある。部活動を持たないことを希望すると肩身の狭い思いをする。教員になるときには教科指導の免許状は必要だが部活動の免許状はないし持っていないことから考えても何かおかしい。平日の部活動2時間、休日の部活動1日で4時間とすると試合などないときでも月に60時間近くの超過勤務になる。このような中、文科省は2020年9月1日「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」という文書を発表した。その中で◆部活動は必ずしも教師が担う必要のない業務であることを踏まえ、部活動改革の第一歩として、休日に教科指導を行わないことと同様に、休日に教師が部活動の指導に携わる必要がない環境を構築◆部活動の指導を希望する教師は、引き続き休日に指導を行うことができる仕組みを構築◆生徒の活動機会を確保するため、休日における地域のスポーツ・文化活動を実施できる環境を整備 が方向性としてしめされている。 ①学校部活動から地域部活動への転換として令和5年度以降、休日の部活動の段階的な地域移行を図るとともに、休日の部活動を望まない教師が休日の部活動に従事しないこととする。②令和3年度以降教育委員会において兼職兼業の考え方や労働時間管理、割増賃金の支払いなどについて整理を示すこととする。など具体的な日程も示されている。香川県ではどのように進んでいるのだろうか?

ここをクリック「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革」

2022年01月30日

生き方の多様性

8月29日に香川県母親大会がオンライン形式で開催されました。コロナの関係で三密を避けるためにしたのだと思いますが私たち観音寺に住むものとしては自宅で参加できるのでいい方法だと思いました。記念講演は以前教育をよくする会で話を聞いたことのある香山リカ氏で「人にやさしい国に 女性たちや子どもたちの生きづらさはどこから」という演題でした。その中で女性や子どもを中心とした自殺や心のストレスが増えている状況を語るとともに「他人に役立ったという感情(自己有用感)が大切だという世の中になるなか、役立てない人間がだめではない。多様性がない社会は、管理しやすいが長期的には弱くなる。生き方の多様性があっていい」と話しました。自己有用感は「自己肯定感」と似た表現ですが騙されそうになる言葉なので注意しなければならないと思いました。

2021年09月12日

教員免許更新制度早く廃止を

2009年度から始まった免許更新制度は早12年目になる。10年ごとに大学などで30時間程度の更新講習を受けなければ免許が失効し、公立学校教員の場合は職まで失う。教員の多忙化に拍車をかけるとともに、教員不足の要因にもなっている。7月5日の中教審の小委員会で免許更新制についてのアンケート結果を発表した。回答者の半数超が「廃止すべき・意義を感じない」と私たちの思うような結果であった。ある県の教員未配置や臨時的任用教員、非常勤講師の推移を分析した結果60歳以上の世代が非常勤講師の6割以上、臨時的任用教員の1割以上を担い、教育に穴をあけないために重要な役割を果たしているという実態を明らかにした。香川県ではどのような状況だろうか?受講免除世代以下の60代の教員の免許が今年1月から順次失効次期を迎えだすと教員確保が困難になる。このことを西部教育事務所に伝えるとうなずいていた。行政・学校も困っているのだと思った。早急にこの制度は廃止すべきである。

2021年08月09日
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