桜田通り(マロニエ並木)



東京は霞ヶ関
というと官庁街で有名であるが
その通りは緑の木々で覆われている。
様々な木々の種類の中に
トチノキという木がある。

この木の並木があるのが皇居桜田門へと続く桜田通り。
5月頃に花をつけ、8月頃には実をならす。
この実が自然に落下すると下を歩く人に大変だと
毎年8月中旬から9月の下旬にかけて「トチの実落し」が行われる。
歩行者の少ない土曜日または日曜日を選んで1、2日で行われる為
知る人ぞ知るイベントとなっているのかもしれない。

この実を餅に入れていたものを以前いただいたことがあった。
食べ易くコリコリっとした歯ざわりがなんともよかった思い出がある。



今日は残念ながら木になるトチノミを拝むくらいしかできなかったが
この並木がパリのマロニエ並木を思い浮かべる方もいる
というお話を聞きぜひ歩いてみたいと思ったのがここに来た理由。


丁度、サクラ大戦3の舞台が「巴里」だった為。
マロニエは「セイヨウトチノキ」の通称で
日本原産の「トチノキ」とは実の特徴が違うそうだが
たわらに実るトチノミと青々と茂るトチノキの葉には
心地よさを感じる、そんな場所だった。


残念ながら官庁街ともあり、観光客の私達は少しオジャマのような感じだったが・・・
桜田門近くには法務省の旧本館。
赤煉瓦の建物は古の時代を思い出させ
桜田門へと渡る歩道の正面には
白い国会議事堂の美しい姿が拝められた。

信号機の時間がわずかなのが惜しいくらい。