浅草寺〜仲見世を歩く



さて浴衣を着た二人がからりころりと
って・・・
最近はあまり音を立てないのですね。
下駄って。
でも浴衣での歩きずらさってのはあります。
前が合わさっているから洋服のようには歩けないし。
実戦と経験でなんとかマスターしつつ
ROXへと到着。
さぁてR氏、どこぉ〜と眺めていると
浴衣が目立ったらしい
 無事合流完了♪


さて、自己紹介。
なんて騙そうかと考えH嬢から逆HN紹介をなんて考えたのだが

・・・・・・・・・・・・・


「こっちがH嬢、こちらが美咲さんでしょ。
電話の声で分かっちゃいましたよ」
とのことでした。


ああ、もうちょっと少し作戦を考えておくべきだった(笑)


時間は午後3時近くとなっていた。
表参道には5時くらいまでに移動しなきゃいけないから
あんまり時間はないけれど
と言いつつ、これからの行動計画を決める。

とりあえず浅草寺はお参りしようと。
ROXを出て歩みを進める。




新劇の前にはのぼりが立ち
何処かでみたパンフレットのよう。
こんな演劇がサクラ大戦でもできればいいのにな。
なんて思いつつ
浅草フラワーロードを歩く。
花屋さんにはもうわれもこうといった秋の花が目立つ中。
外では夏の花、百日紅の木も頑張っていた。


「ここで江戸切子が見れますよ」
ということで切子ガラスのグラスを見る。
ちょっとしたお猪口。
ある物はハイビスカスの花の色。
ある物は淡い空色の朝顔の色。

切子グラスも素敵だったが
こういったお猪口も可愛かった。



さて・・・
財布の中身が少し心配だった為そのまんま見物だけさせてもらって(^^;;;
仲見世へと入る。


さすが夏休み。
お盆も終わりとはいえ、お参りさんは多い。
そりゃ人の多い東京だからと言えばそこまでだが

残念なことに浴衣をきていたのは私たちくらい。
そう思っていたらちらりと何人か
和装の人の姿をみることができた。



「そう言えば・・・」


R氏が続ける。

「さっき、待っていたら紫色の着物を着た人が通りかかったんです。
 まさか美咲さんかと思ったのですが、こちらを見ても
 気にかけてもらえなかったので違うのかなって。」



う〜ん。
どんな人だったんだろう。
少し気になる。




浅草寺の境内の前になると仲見世の店は途切れる。
変わりに臨時で作られたビールやラムネ。
焼き鳥なんかを食べられるお店がテントを張ってある。

ちょっとした夏の演出ってところだろうか。




人をかきわけなんとかお賽銭箱の前に到着。

「あ、100円玉しかない。」
という悲しい声がどっかから聞こえてきたような気がするが
大丈夫、きっとそれだけ御利益がありますよ。


ちなみに私の場合は
持ってきた巾着の中に小銭財布を入れ忘れたと思って
探せなかったらお賽銭は紙になるところでした。
よく探したら・・・見つかってよかったです。






お参りを済ませ仲見世から少し隅田川よりへの裏道に入る。
手ぬぐいで有名な「ふじ屋」さんを覗いてみる。
お値段もなかなかだがなんだか使うのがもったいないくらい
素敵な絵柄の手ぬぐいが狭い店内を並ぶ。
どうしよう、と悩みつつそのまま店を出ることにする。


が、後になって考えてみると
朝顔の柄の手ぬぐい。
ちょっと捨て難かったかなぁと。
次に行く時はまた新しいデザインに巡り合えるかもしれないが
それまでにその手ぬぐいに似合う私になっておきたいな。
そんなことを思いつつ仲見世へと戻る。




浅草公会堂からちょっと入り込んだ場所に
H嬢お勧めのケーキ屋さんがあるということで
そちらで少しティータイムとすることにした。
Patisserie NANANというお店。

入り口にエクレールが出迎えてくれるお店なのだが(笑)
ケーキの並ぶショーケース。
すぐ奥のケーキを食べられるカウンターは洋風のお店らしいもの。

が、一歩中に入ると個室が一個ある。
じゃらじゃらとアジアンテイストの入り口飾りが出迎え
それをくぐると壁にはバリの神様が(^^;;;


不思議な空間の中で
H嬢はブルーベリーのタルト。
R氏はシュークリームを味わい
私は葛もちに抹茶を味わうことにした。

少しずつ二人のケーキをおすそ分けしてもらいつつ
帰りに御土産〜と青林檎のケーキを買う。


H嬢がお着えする間、浅草駅入り口でふらりと時間待ち。
地下の方がクーラーがきいて涼しいはずなのに
外の方に風の心地良さをが感じる。
そんな夕方だった。

「あのう・・・」
ふと子供連れのカップル(こういう場合は夫婦というのかもしれないけど
すこ〜し歳が若く見えたのでカップルさんって
言ってあげた方がいいのかな。

「浅草ROXってどう行けばいいんでしょうか。」

「ああ、それだったらこの道沿いをそのまんま真っ直ぐ
歩いて行って下さいな。
向かって右側に大きな建物がありますので
すぐに分かりますよ。」


「あ、どうもすみません。ありがとうございました。」
ぺこりと頭を下げるカップル二人。
その二人について楽しそうに子供達が歩き始める。




いやぁ、私たちって地元の人じゃないんですけれどね。
その後、R氏と二人で苦笑い。
あのカップル&子供達、無事ROX見つけられるといいなぁ<ヲイ