戻る 2006年2月 2006年4月







月が変わり4月になりましたが
今週分は当初お知らせいたしましたように
こちら3月分に掲載させていただきます。


では・・・始めましょうかm(_ _)m





たとえこの場に
どんな濃い色を置いたにせよ
決して染まらぬ
真白な花びら
静かに
静かに
ひらひらひら
下へ下へと
流れていく


その花びらと同じように
僕自身も
下へと流れていく
いや
落ちていく

言った方がいいのだろうか


目下に見えるのは
花びらの色に合わせたかのような
真っ白な衣
袖に飾られた
同色の紐
肩にかけられた
薄絹をたなびかせた
長身の媼

衣の動きに合わせたかのように
真っ白な長い髪が
ゆらゆらと
風と共に空を漂っている

かすかに見える瞳は
じっと僕の方を見ている
表情一つ変えず
ただ僕の動きだけを
見ている


その
古紫色の瞳に


何処かで会ったような気がする


いや・・・気のせいではない


これは確信
間違いなく
僕はこの媼には以前
遭っている


それは・・・





思い出そうと
思考を巡らせようとしたその時


風の流れが変わる
これまで穏やかだった花びらの流れが
強風に叩きつけられるかの如く
ぶわりと空を舞う
これまで同じだった動きを変え
それぞれが
投げ飛ばされるかの如く
円を描く


そして僕自身も




その流れに跳ばされた・・・





※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



「あれ・・・ここは・・・」


一面が真っ白な雪景色
そして身体全体に降り注ぐ霙雪
その一つひとつが
身体に突き刺さるかの如く
痛みを感じる
寒さを感じる

まるで氷の刃

そんな中
心の蔵の辺りが
急に痛くなった
天から落ちる霙に濡れ
冷たくなった手を
胸に当てようとする

が、どうもうまく動かない
どうしてだろう
なんだかすごく


身体が
重い・・・・・・


動かそうという気持ちだけはあるのに
動けない


それでもどうにか
ゆっくりと上がる右手を動かし
痛む胸の部分に当てる


何故かその部分だけが
妙に生温かく感じる
そして
ぬるり・・・とした感覚も


なんだろう・・・これ?


すぐ傍らに
誰か居るように感じる
目を開けてその姿を確認しようとするのだが
どうやら
僕自身どの部分も壊れてしまったようだ
手だけでなく
眼さえも動かせそうにない


ぽたり
ぽたり

ほおを濡らす水のようなもの
それは
これまで身体を突き刺してきた霙の冷たさと違って
どこか
暖かさを感じた


「すまぬ・・・」


そう声が聞こえた
いったい誰に謝っているのか?


「そなたにこのような決断をさせてしまって・・」


言葉は続くが

ああ、どうやらもう限界のようだ
なんだか
身体の中の全てのものが
失われていくように感じる
これはさんざん身体に当たった霙のせい・・・だけではない

でも
もうそれさえも確認できはしない

ひたすら続く温かな声が
だんだんと遠くなるような
そんな感覚

そして


これまで真っ白だった世界が
だんだんと赤くそまる
これまで見てきた
どんな朱よりも紅よりも
濃い鮮やかな赤の世界に


落ちて・・・いく・・・


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※



『これでそなたとの契約は完了した
これからは
永久に続く限り
我が力を使うがよい

但し

この力は
我が持つ宿命を成就させる目的である
ということを忘れるでない・・・ぞ』


とはいえ
柄のないそなたが
我をどう使うか
見物だかの・・・』

威厳に満ちたようで
どこかせせら笑うような声が聞こえる。


「おまえは誰だ」

『以前と変わらぬの

ふむ、やはり半身だけというのは問題であったか
だが力を扱うにはそれで充分であろう


仕方ない、もう一度だけ
名を名乗るとするか



我が名は・・・


〜嘯月〜


羅城の扉より
都へ入りし魔物を諫める為に創られた
朱雀の力を秘めし護剣・・・



我が力
使う為にも
覚えておくがよい・・・』





※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※


ふっと目蓋が軽くなったような感覚に
僕はゆっくりを目を開く
目前には
あの雪景色を見る前に見えた
白髪の媼の姿。


「さて、初めまして・・・というべきか
それとも久しぶりというべきか。」


口を開く媼に向け


「僕は以前、姿を見たことがある。
だから
初めましてではないと・・・思う。」

「そうか・・・・・・」

「白木・・・様・・・か。」

「いかにも。」

「ここは?」

「そうか、そなたにはここが初めてであったの。
ここはな。」

「白木様とアタシ達の場所・・・でいいでしょ♪」

「美夜・・・か。」


ふと目の前に
あの黒犬の姿が見えた。
そう言えば先ほどまで
その場に居たのであろうか?
いつの間にか姿を消し
そして気づかぬうちに
また現れるこの犬。


それは音もなく足を動かすと
白木様と呼ぶ白髪の老婆の目の前まで
移動し、そしてその場に立ち止まった。


「ただいま、白木様。宣に従い
九条昴様をお連れいたしました。」

真っ白な老婆に向け
深々と頭を下げる黒犬。
その後、頭をくるりとこちらへ向けると

「昴ちゃん、白木様とはもうお話、終わった?」
最初に出会った
あの時と全く同じ雰囲気で話しかけてきた。


「いや・・・まだだ。」
首を横に振る僕の姿に

「あれ、どうして?
もうだいぶ時が経つと思うんだけどな。」
と言葉を返す美夜。


空を仰ぐと
煌々と輝いていた天中の月が西へと動き
その光を失う反面
東に漂う雲が
うす紅を流したかのような
桜色に変わり始めていた。

時は流れるものだったんだな。
初めて思う瞬間だった。

「どうしたの、いったいぼ〜っと空なんか見ちゃったりして」

「いや、こんな雲の色を見ること
こんな空の姿を見ること
これまでになかった・・・から。」


あれ
なんか今
言った言葉の中に
何か不思議なものを感じた。


本当にそうだったのだろうか。
ずっと見たことのない空の姿を
今初めて
僕は見たのだろうか・・・


「美夜・・・」

「はい、なんですか?白木様」

「この子には暫し古の時を遡らせていた」

「え?」

「直接言葉で説明するより、その方が早い、と思うてな。」

「そうだったんですか」




「確かにこの子は
剣の力を授かりし子に間違いはないよう・・・だな」

「って、白木様、ちゃんとその場に居合わせたでしょ。」

「だが、まだ『昴』を名乗らせるのはちぃと早いように思えて・・・な」



だが


そう言った老婆は
僕に黒い一つの小さなものを差し出した。


「これを返す」



「もともと、これはそなたの持ち物であったものじゃ」


そう言ってそれを手に取った瞬間
ずしり、と重みを感じた。

「あ、それ
ただの扇じゃないからね。」
美夜の言葉に更に媼が言葉を繋ぐ。

「鉄でできた扇じゃ。」

「なんでこんなものを?」
いきなり渡されたものに
自分のものだ・・・と言われても
なんだか実感が湧かない。
それに
この重み。
こんな重いものを
僕は持っていた・・・のだろうか?


「困ったのぉ、それさえ思い出せぬか。」
と、言葉を発する媼。

「仕方ないですよ、白木様
御剣様の力ですもの。」
そう言って、僕の方へ向け
何処か嬉しそうな表情を浮かべる美夜。
思い出せず戸惑っている僕自身の気持ちに
それが当然
というか
定められたものだと
これで断言できる・・・とでも言いたいのだろうか?


「それはね。
すっごいお気に入りでいっつも愛用していたんだよ。
袂に入れてね。
肌身離さず持ってたもの。」

「だったらそれをどうして・・・。」

この老婆が
と言おうとした瞬間

「白木様よ、昴ちゃん。」

ぴしゃり、と止められてしまった。

「だったら僕のこときちんと名で呼べ。
そうすれば・・・。」

「それは、ちと難しいの。」

「白木様、昴ちゃん、ここで二人で
お互いの呼び方を論じてては
話が先に進まないんだけどな。」

「分かった・・・。」

「はぁ、理解してもらえるのが早くて助かったわ。
で・・・白木様は?」

「いずれ、その時は来ようて。」

「はいはい、分かりました。
もうあいかわらずこの辺はもうちょっと軽くてもいいんだと思うだけど。」

「美夜、何か申したか?」

「あ、いえいえ。」

笑い顔で取り繕うとはいえ
どうやら美夜にとって
この白木様というのは
主従関係のようなものなのだろう。
僕がどの位置にいるのかは
まだ分からないが
たぶん位からいけば
上には違いない。


まぁ、いいか。


「で、白木の媼。
この扇、いったいどうして僕の手から離れた。」

「いや、単に預かっていただけだが。」

「預かる?誰に???」

「そなた自身にだが。」

え?

「だから顔を覚えていたのであろう。」

確かに、そう考えれば納得はできる。
初めてでない出会いの感覚に対しても。

「まぁ、そう重く考えるな。」

釈然としない表情を浮かべる僕に向けての言葉

「いや、考えが重いのではなく
この扇が重いという感覚なのだか。」


「え?
嘘でしょ、昴ちゃん。
いっつも軽々とそれで
舞、舞ってたよ。」

「この鉄扇でか」

「うん、まるで鉄扇じゃないみたいに。」

通常、舞に使う扇にしては
とも言いたくなるが
形的にはそう問題はない。
むしろ
何故、鉄扇なのかというのが問題・・・なのでは。

そう考え
扇を開こうとしたその時に


丁度手の持つ部分
「元」と呼ばれるその場所に
小さく描かれていたのは
あの藤紋

鉄でできたものだからだろうか。
全く時を感じさせないその扇を
ぱらぱらとひろげると

ふわり
と辺りに広がる白檀の香


「なつかしいの・・・」


という白木の媼のつぶやきが
耳に聞こえた・・・。


<続く>


2006年(平成18年)3月31日


春遠からじ
そう思える一週間でした。

個人的にはなんか仕事がばたばたって感じで
のんびり・・・ってやっちゃあいけないんでしょうけど
でもなんとなくまだまだ先は長いぞぉっていう感じ
そんな一週間でした。
ようやく一個終わったんですけどね。
あっちもこっちも
春はまだまだ
と言った感じです。


さて、私信にて失礼します。


先に開花宣言の出た
海を越えた東の国からの便り
今回は週末に届きました。
寒いと飛脚ものろくなるのでしょうか(^^;;;
でも薫りの中には
早い春
感じました。
また飛脚、こちらからも依頼しますね。
というより
先に文用の紙を用意しないとですm(_ _)m


さて、下でも少し書きましたが
皐月・黄金週間の予定。
日程まで決定してしまいました。
京の都。
西本願寺を初めとし
祖母の納骨を行った
大谷本廟へのお勤めに行くことになりました。
で、実はもう一つ行きたい場所がありました。

今回、まだ2回ですが
週一連載を始めたお話のネタ探しにと
いろいろこのネット内で調べていましたところ
ああ、こんなところにこんなものがっていうのを見つけまして。


京都・五摂家の一つ
九条家の遺構
京都御苑の中にある茶室・拾翠亭
これが期間限定になるのですが
一般公開されていることを知りまして
ぜひにと日程を合わせようとしたのです・・・が


金・土の限定
黄金週間の金・土って
5月だと5日と6日。
後は4月29日。
宿泊先の都合もあって・・・

ムリでした(TT)


まぁ、今回偶然とはいえ
(実は偶然じゃあないんですけどね(^^;)
西本願寺は行けそうですので
後は大谷本廟から近い東福寺・泉涌寺近辺の散策
この辺の山は「月輪山」というそうで
なんか静かな場所なんだそうです。
ちなみにこの二つのお寺の由来については・・・

ええ、一応お話の方にも関係する・・・かもしれないかなぁって(^^;;;
季節的には東福寺は紅葉で有名なお寺ですが
青い紅葉もいいかなと思ってます。
泉涌寺は今回初めてになります。
本で調べる限りではとても静かな落ち着ける場所のようです。
そりゃ・・・縁起からですからね。
そんな場所かもしれませんね。

西本願寺は
昨年秋に父母が祖母の納骨に行った時には
行けなかった場所になるそうです。
まだ御影堂が工事中という情報が流れていましたので
どのくらい見ることができるのか少し不安ですが
ここの名物は逆さ銀杏と呼ばれる大きな銀杏の木。
こちらも紅葉が名勝の地になりますが
新緑の銀杏葉もいいかなって。
後は近くの梅小路公園を散策してこようと思ってます。

さて、天候はどうなのっかなぁ。


という前に
まずはお休みまでのお仕事、がんばらないと。


こちら香川は3月末頃になりましたが開花宣言となりました。
でもその後の雨。
そのせいあってか
満開は来週末とのことです。
どうやら学校の入学式に桜吹雪が見られそうですね。


では・・・また。
あ、ちなみに週一連載。
今回は4月更新になりますが
場所はたぶんこの上、3月日記内になります。
チェックされている方はよろしゅうにm(_ _)m




あのとき
わたしはけっして
「みち」をまちがえた
とはいわない

いや いいたくない

なぜならば
それもまた
選択のひとつだと
わたしには理解する以外になかったからだ


たとえ結果がどうなったにせよ
そこにいたるまでの己の行動
そして
わたしを巡る
まわりのもの達の行動
その全てが
わたしの「みち」の選択の上での
結果であった


今はそう思うしかない
いや、そう考える以外に
仕方ない・・・


そうではないか?


そう問われた時に
わたしにはどう答えていいのか分からなかった。


いずれはそうする気持ちであった
と切々と述べたにせよ
目前に起きてしまった出来事は
もはや戻るものではない


ただ、そこまで
そなたの気持ちを
思いこませてしまった結果
それを分からなかったわたし自身


もう暫し時を待ってもらえれば
と今更言うには遅すぎる
目前に広がる光景が
それをわたしにいやでも理解させようと
広がっている


季節はもう春だというのに
冷たくふりそそぐ霙
雪にもなれず
雨にもなれず
そのどちらの姿も選べず

されどこうして
その姿を
ありのまま
わたしの目の前に現す

天がそうなのだから
わたしもそうであればよかったのだ
己の思うがままに
考えのままに

体裁とか
家柄とか
そんなことはどうでもよかったのだ
それはあくまでも
自分の周りの一要因に過ぎなかったのだから

わたしはどうなのか?
それさえ己で定められさえすれば・・・・・・





もう全て後になって思うこと





では・・・これから先のわたしはどうすればよい?


もしそなたが心を定めたにせよ
時という結果により
剣自身がこの娘を選んだ

されど
そなたに与えられた名に従うなら


いや
それこそが
家というものに縛られたわたしの宿命
わたしはそれが何よりも耐え難かった
このことは己の意志によって
決めたかった


そう申すなら
名を捨てるか?


いや、捨てるのではなく


その意味する名を持ち
新たな名によって
わたしはわたしのなすべきことをなそう


それが

いや、これから先
続く時空の限り
沿うわたしの真なる宿命


ならば・・・



しっとりと
冷たく濡れた白い水雪から覗く
樒の花達が
わたしたちを見ていた


常磐の緑の葉を持つ
もう一つの供え木達

その
ひそりと咲く
忌み花のように





※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※





この話が
摂家の家たる書簡に記されていなかったのは
「忌むべきもの」
を避けたからかもしれません。
もしくは
「道」の上になかったからかもしれません。
血の流れは決して一つではないはず・・・ですから。


ただ
何故こちらに伝えられたのか
それも
正式に記されたものではなく
秘伝として綴られたなのかは


困りましたね。
私でも説明が・・・。


そう言って苦笑する鏡如様をご覧になると
アタシはどう説明していいのか分からなくなった。


「されど、黒木様
節子様があの姿をご覧になれた・・・ということは」


「はい、縁者である、と申し上げるしか」


正直、アタシもどこまで話していいのか悩んだ。
この話は決して
世に伝えられる話の中では
よくはない部類のものに入るのだろうな。
そう思い、顔色を曇らせるアタシに
鏡如様はこう答えられた。


「かつて・・・
これは300年も昔の話になりますね。
とある武将の策により
縁の寺が炎に包まれた
という話を伺いました。
更には
その武将
たとえ罰とはいえ
哀しき最期を迎えておるとも。
しかしながらその後
私どもの先祖はこう定めたと
己の身は己で護る・・・と


そうして造られた一振りの剣
しかしながら
仏の道に沿うもの達にとって
殺めることは
たとえ護ることであっても
決して行ってはならない禁忌
したがって
造られた剣には
護る為に殺めるのではなく
誤りを正しく導くよう
念を込めたと伝えられております


しかしながら
たった一つ
疑問がございます


その剣
果たしてその時に造られたものなのか
未だに分かってはおりません
いえ、むしろその時になり
偶然存在が確認されたとも
それが護剣として
存在したのでは
そんな伝も存在するのです
更には
その剣の存在を明らかにしたのが
当時の藤の一族と伝え聞いております

果たして伝え聞く限りのどれが真実なのやら・・・と。」


「でも、私はこう思うのですわよ。義兄様」

〜伝えられなかった剣〜
〜それが血の流れ〜
〜我が家にとって〜
〜秘められたものだったにせよ〜


〜存在したこそ、伝え続けられるものであるのだと〜


「そうでないと、今までの光景
ここに使えし者達全てが夢物語になってしまいますわ。」

節子様の言葉にうなずく鏡如様の姿を見
アタシはほっとした。

うん、そこまで分かってくれていれば・・・いいの・・・。
それできっと
あの子達も救われる
また一つ
救いを与えられる・・・と。


「そうでしょ、黒木様」


未来の国母様のお言葉に
アタシはただ顔を縦に動かす


言の葉を発せずとも
きっとこれで分かってくれる
今はこれだけで・・・


「節子様、そろそろお戻りにならないと。」

「そうですわね。」

「遠路ありがとうございました。」

「ご心配なさらずとも
私一人でも帰れますものを。」

「いえ、時がそうはございません。
ここはどうか私に任せていただけませんでしょうか。
道孝様にもその方がお心を痛めずにすむと思います故」

「では、黒木様にお任せいたしましょうか」


そう言って空を仰ぎ見る節子様


「もう暫くこの都の空を眺めていたかった・・・」

「もはや都ではありませんよ。
今は皆、東に移られたではありませんか。」

「たとえそうであった・・としても

私にとっては、こここそが「都」です」



そう言って振り向く
節子様の柔らかな表情に
わたしはどこか
懐かしさを感じた。


そう・・・
古の
失われた笑みを・・・




現在4月1日午前9時前です。
そろそろ起きないと(^^;;;

ちなみに今回のお話は・・・
こちらでは・・・ないんだなm(_ _)m
ただ、何処で挟もうかと悩んだ結果
こうして更新予定時間以外に枠を一個
設けて書かせていただきました。
あの後の
「鏡如」さんと「節子」さんについても
補足したかったし。
なんとな〜く分かっていただけましたか???


この中の一部にある言葉が
とある合唱の詩の一部になっちゃいますm(_ _)m
コワイところから苦情が来ないかと心配しつつ。
では、たぶん明日になっちゃうでしょうね。
更新、お楽しみに♪
では!


2006年(平成18年)3月26日


昨日とはうって変わって
朝から曇り空
肌寒い一日でした。
一気に膨らみかけた桜のつぼみ
しぼんじゃったのでは
と心配したのですが
近くの木を見に足を運んでみると
全く逆でした。
むしろ昨日よりふくらんで
淡いピンク色の花びらが顔を覗かせる中
たった一輪だけ
開花した花を見つけました。


香川では標準木
高松、栗林公園内にあるそうで
開花予想3回目では
どうやら今日がその日だったそうです・・・が
さて・・・どうなったのかしら。


一週間を振り返って・・・

父が夢中になって見ていた
ワールド・ベースボール・クラシック
その方法には
今回初めての開催ということもあって
様々な問題も指摘されたようですが
王貞治監督率いる日本が
優勝!!!
なんか胴上げ見るのがすっごく久しぶりに思える光景を
TVで拝見させていただきました。
(3月20日)

平成の大合併
香川はようやく集結
でも地図が変わって
地元民はおおわらわ(苦笑)
ちなみに私の住むところも
2町合併になりました。
でも車で走っていると
道路標識はまだまだ追いついていないよう。
旧町と新町名の道路標識が並んでいます(^^;;;
(3月21日)


以上今週の出来事・・・でしたm(_ _)m


今日、母からちょっと嬉しい提案がありました。
お財布が寂しくなりそうなお話でしたが
うん、いいんじゃないのってことで
皐月・黄金週間中に
祖母の納骨先
京都・大谷本廟まで行くことになりそうです。
で・・・ど〜せならと
取材旅行???
いろいろ提案して起きました。
まだ確定ではないですが

行けると嬉しいな♪


2006年(平成18年)3月25日


今日はお休み
でもいろいろとやりました。
新年より変えていなかった<をい
神棚の榊、ようやくお取り替え完了
後は腰痛対策の為、接骨院さんで電気治療
お天気もよかったので布団も干してみました。
後はちょっと早いけど天気いいのでお部屋の掃除掃除。
とにかく掃除機もって走る♪
で、後は母にお願いして
庭のポット苗用の土
春先用の花の為にと準備したという話を聞いていたので
少し分けてもらい
こちらも庭のポットの土を足しました。
後はなんかいろいろ買い物
<あ、今回は生活用の洗剤とかです。
<こういう休みの時にまとめてでないと普段にお買い物って
<ゆっくりできませんので。


気づいたら夕方
あ、布団
それから洗濯物
取り込まなくちゃ

なんて言っているうちに夕食。
今晩は何かというとですね。
煮物です。
最近、というか一週間前
スーパーでボイルいかなご一パック100円につられ
一個購入
せっかくだからボイルしてるけど煮てみようと
思って気づく調味料のない家(TT)
しょうゆと砂糖くらいはなんとかなったのですが
臭みを消す為の酒はない
仕方ないのでバジルで代用<になるのか???
なのでだしもコンソメを使って洋風仕立てにしてみました。

という訳で今週もボイルいかなごチャレンジ!!
今回は煮物には必須のみりんと料理酒を準備
で・・・結果はというと
母からもらった自家製れんこんを入れ
スーパーでちょっと時期早いけど小さいパックのあった
スナックえんどうをほうりこみ
後は冷蔵庫の中で眠っていたにんじんと
外で転がって芽まで出ているタマネギを使っての
野菜風煮物になりました。

味の方はというと
うん、なかなかいい感じ♪


そんな小さな春を味わいつつ
気がついてみたらもう夜〜〜〜〜
ひえ〜〜〜〜



で、サイト見てたら
うっ
またもやとんでもないもの釣ってしまっちゃった(笑)
なかなか本業に進まないよ〜〜〜といいつつ
資料そこらじゅうから引っ張り出し


さて、始めましょうか。
<前作は3月18日分を参考にm(_ _)m>
(ってこのアップ、たぶん明日の朝だろうな)


BGMは「ドラマCD少年陰陽師サウンドトラック」です。


(追記)
やはり、朝になりました。
昨晩中に一応は書き終えていたのですが
なんか会話が続くところがちょっち問題かな
と思い
一回寝てきました(笑)


という訳で
現在3月26日 午前9時半です。

第2回を公開しますm(_ _)m





「おい、おまえ」

「も〜〜〜おまえじゃなくって・・・」

「『みや』 だって言いたいんだろう。
ただ、僕は以前こう聞いたことがある。
みだりに真名を口にしてはならない・・・と。」

「そうなんだけどね・・・
ただね、アタシの場合は別
それが本当の名前かって言われたら
そうじゃない・・・かもしれないし。」

そういってふっと下をうつむくその姿に
どこか寂しさを感じた。

どうしてだろう。

この
いままで
たった一度だって見たこともない
ましてや話にも聞いたこともない
一匹の黒犬に対して
どうしてそんな気持ちになっているのか
どうして
この僕が・・・分かる・・・


「それが
あなたの持つ力・・・」



「僕の・・・・ち・か・ら???」


さきほどの寂しさから
一瞬にして
どう変わったのだろうか。
何もなかったかのように
その犬はまた語り始める。


「そうそう
今のあなたって
周りの人にどう見られているのか
どう思われているのか
それを説明しないとね。」

「それを僕も聞きたかった。
でないと・・・」


この目前に広がる
傅く人間達の光景に納得が出来なかった。
いや、まんざら
こういう光景が広がっていること自体
理解できない訳ではなかった。
これまでの僕に対する接し方全て
まるで壊れ物を扱うかの如く丁寧に
そして何かの儀式を行うかの如く繰り返される行為に

それがどういう意味なのか
全く理解できないことに
疑問はあったが
この光景を見れば納得・・・できなくはなかったからだ。


つまり
僕・・・という存在は


美夜の言葉から察するに・・・・





ふつうのにんげんでは・・・ない・・・





「姫様、どうかこちらの霊水にてお清め下さいませ。」


そう言って水桶を差し出した娘
そう言えば先ほど鈴を鳴らしていたのもこの娘だったような気がするが。


「さあ、その水に両の手を浸して
そして
そうね、顔でも洗うといいわ。」


「それは僕がまだ寝ぼけているとでも・・・。」

「だって今は月は出ているとはいえ
真夜中だもんね。」

「気にしなくてもいい。
普段から僕自身
眠りを感じることは全くない。」


「そう・・・」


また沈む雰囲気
いったい僕の何を
こいつは知っているのだろうか?


そうこうしている内に
衣が準備されていた。
そうして着付け


これまで右前に着付けられていた衣が
初めて左前に着付けられる
これが
「目醒め」
と言われた理由からなのだろうか?
さらに真っ白な一重の衣の上に
さらに重ねられる衣。
それは白い絹の紬で
藤の紋が地模様に入れられているものだった。
最後に着付けられたのは紫色の袴。


「ようやく・・・ですな。」
そう言って声をかけてくる
若い僧侶が居た。


「これはこれは鏡如(きょうにょ)様」

「黒木様、ご機嫌麗しゅう。」

「此度の「醒」の儀式
執り行っていただきありがとうございます。」

「そう頭を下げられないで下さいませ。
むしろこれは九条に連なる者にとっては
避けては通れない路でございましたでしょう。
私はたまたまその路の上に
存在したまでのこと。」

「私からも礼を申し上げねばなりませんね、義兄様。」

そうい言ってにこりと笑いかけてきたのは
さきほどから世話をしてくれた
あの娘だった。

「これはこれは節子(さだこ)様、いらっしゃっていたのですか。」

「お父様からは『そんな時期ではないであろう』とおっしゃられたのですけどね。」

「そうでございますね。
節子様にいらっしゃっては
これから大切な御婚儀を控えていらっしゃいますから。」

「義兄様、そのお話はまだ正式に決まった訳では。」

「そんなことはないでしょう。
皇太子様とのお話
妻より伺っておりますよ。」

「もう、姉様ったら
義兄様にそんなお話まで・・・」

「いえいえ、『そんな』とおっしゃらないで下さい。
むしろ悩みは<人>
いやこの世に生を持つ全てのものが
いつかは通る路。
それを御相談なさる節子様のお気持ち。
私にはよく分かりますよ。」

「お姉様もこうだったのかしら。」

「縁があるとはいえ『寺に入る』ということは
決して簡単に選べる路ではないでしょうからね。」

「でも、お姉様のお手紙、拝見しておりましたら
すごく幸せそうで安堵しているのですよ、私。」

「それは何より。」



こうして親しげに話す
人と人との会話を聞くこと
これまでの僕にはなかった経験
僕はその様子をずぅっとこのまま
聞いていたいような気持ちだった。





「さて、親族会議は終わったのかしら?」

この柔らかな雰囲気を断ち切ったのは
この美夜の一言だた。

「あ、失礼いたしました。」
と深々と頭を下げる娘。

「これは黒木様、しばし御時間を取らせてしまいましたね。」
娘にならい、若い僧侶も頭を下げる。

「そんなことはありませんよ。
むしろこの子に今の現状を教えるきっかけにはなったでしょうから。」

「この・・・子・・・ですか?」

「鏡如様には御姿、見えませぬか。」

「はい、残念ながら私には黒木様の隣には誰も。」

「節子様、貴女様はいかがでしょうか。」

「それが・・・」



どうしたのだろう、口ごもってしまって。
やはり僕の姿は誰にも・・・


「いえ、私、どう説明すればいいのか迷ってはいたのですが・・・」:

「節子様、それはどういう・・・」

「そこには確かに姫君様がいらっしゃる
そう私には思えます。
その存在と雰囲気を感じることはできるのです。

ただ・・・」


「うん、大丈夫だからはっきり言っちゃって。



って


あ!
『おっしゃって下さいませ。』
でしたね。
失礼いたしました。」

「黒木様も相当無理をなさっていらっしゃいますね。
いつもの口調でかまわないと
私は思いますけどね。」

「でもでも・・・
こういったことはきちんとしなさい
と白木様より言われて・・・

じゃなかって
仰せつかって織ります故。」

「大変ですね。」

「鏡如様ったら・・・。」



「あ・・・あのう。」

「失礼いたしました、節子様。
会話を中断させてしまい・・・。」

「いえ、その方がよかったのかもしれませんね。
どうですか?
説明できそうですか?」

「はい、義兄様。
「黒木様がそうおっしゃるのなら
私が感じるものを
そのままにお話させていただきますね。



私が感じられる存在は
黒木様の御隣に
確かに存在するという雰囲気
そして

この両の目に見えるものは
緋色に輝く剣刃なのです。」



緋色に輝く剣
それも刃と言ったな。
普通なら「剣」だけ言いそうなものを
なぜ「刃」と限定するのだろう?


「節子様、九条家より伝え聞いていること
何か存じあげておりますか。」

「それが・・・・
その剣に関しては全く・・・」

「黒木様
実は寺の方では
とある話が伝わっております。
もちろんこの話
私は最初は単なる伝承のひとつかと思っておりましたが・・・。」

「今の節子様の言葉を聞いて。」

「ええ、確信したと言っていいと思いますがいかがでしょう?」

「鏡如様の思う通りでございますよ。」

「そうだったのですか・・・
あれは、単なる古の伝承ではなく。」

「ええ、事実よ。」




困った、全く訳が分からない。
いったい何がどうなっているというのか。





美夜に向けて
どう言葉を紡げばいいのが戸惑っている僕に向け
節子、と呼ばれるその娘が
僕の方へと顔を上げ
そして両の手を差し出してきた。

「これからのお役目、どうかよろしくお願いいたします。」

そう言って深々と頭を下げる。

「じゃあ、昴ちゃん
いろいろと説明したいんだけど
場所、替えましょうか?」

「何故だ。」

「もちろん、この中の誰よりも
あなたへ説明の出来る存在のところへ行くためよ。」

「どうやらその用件、飲む以外に方法はないようだな。」

「さすが理解が早いわね。」

「それじゃあ。」


〜白き藤花をに纏い
いざ、旅立ちの時来たれり〜


その行く路に幸いあれ〜


鳴り響く鈴
合掌する僧侶
そして傅く沢山の人の中


僕の存在は
美夜と共に空を舞い
そして・・・消えた


「節子様の血の力と」
「鏡如様の浄めの力で」


〜ええ、きっとあの方は
白木様の元に辿り着けますわ〜


〜でも・・・それはまだ始まりの一歩ですよ〜

〜そうですね、義兄様〜


あの二人の会話が一瞬聞こえたような
そんな気がした。



でもそれは瞬く一瞬の出来事だったかのように



目前には真白な雪


いや


これは


花???



「ようこそ、六の連なる星に導かれし者よ。」

降り注ぐ藤花の中

僕は一人の媼の姿を見た。


<続く>




(2006年3月26日 午後9時追加)


さて、暫し補足説明をさせていただきますね。
今回2回目にて
ようやく実在の人物を登場することが実現しました。
これもいろいろ調べていた結果
偶然当たっちゃったところもあるんですけどね
<行き当たりばったりがばれそうです。


まずは
僧侶:鏡如(きょうにょ)
これはもちろん法名
諱(いみな)は大谷光瑞(こうずい)
京都・西本願寺・第22代門主
1700年(明治9年)生まれ
9歳の時に得度
1898年(明治31年)九条道孝・第3女(貞明皇后姉君)籌(かず)子と結婚
22代門主を継承されたのは26歳の時
宗教家であると同時に探検家としても知られ
主にインドへの仏跡探検は大谷探検隊として
後の世に伝えられているそうです。


娘:節子
本名は九条節子(さだこ)
九条道孝の第四女
1900年に皇太子嘉仁親王(後の大正天皇)と婚約、同年挙式
後の昭和天皇を初めとし4人の親王を出産
1926年に大正天皇が崩御された後は
様々な説もあるようですが
日蓮正宗の進行に入り
供養の為の勤行・唱題を欠かさず実践したと言われている。
1951年に亡くなった後、貞明皇后と迫号された。
「貞明」は
『易経』の中にある
「日月の道は貞(ただ)しくして明らかなり」の一文を出典とする。


以上、簡単ですが
実在のお二人について
説明させていただきました。
詳しくはネットとかで検索してみるといいかも♪
意外な発見、あるかもよ♪


2006年(平成18年)3月24日


冒頭にて私信失礼します。

☆紫の石様
レポート完成、お疲れ様でした。
それから某件、本当にありがとうございました。
到着確認いたしましたら、改めて伝書鳩跳ばします。
よろしくお願いいたします。

☆木の葉で文を綴られる姫様
職場内示の件、なんといっていいやら。
でもふぁいと!!です。
私もなんとかがんばってます(^^;;;
今日はようやくノルマ一個達成したのでうれしいんだな♪
某件、またお手数おかけしちゃってすみません。
こちらを確認するのが先か
伝書鳩の方が先か。
う〜ん。
伝書鳩のような気もしますが
また送りますね。


以上、私信でした。


おかいもの、おかいもの
あにめいと♪でおかいもの

で、まぁいろいろ買っちゃって
大丈夫、私ってか〜んじ(^^;;;


「鋼の錬金術師・第13巻(トランプ付限定版)予約」
先に別の書店で表紙を見てびっくりしました。
鋼の錬金術師自体にハマったのが
確か・・・アニメの方が先だったように思うのですが
う〜ん、どっちだったっけ
ここ、ひっくり返すと
((解説)独り言、読み返すと(笑))
分かるかもしれないのですけれど
一応第1巻からコミックは持ってはいるのですが
第1巻の印象と比べてとんでもなく
ダーク度アップ!!
って感じの印象になってきちゃってます。
原作は最近は月刊ガンガン、毎月購入をStopしてますので
ようやくコミックで純粋に愉しめるようにはなりましたが
(ううっ、売上減効果、申し訳ないです<どこに謝る(^^;;;)
古の欧州で語られる錬金術師の話って
こういうイメージだったのかな
なんて思える表紙になっちゃってます。
以上、まだ中身読んでないので<をい


「ラグーンエンジン アインザッツ 予約」
月刊New Typeに掲載され
また
月刊Asukaにて連載中の
杉崎ゆきる
「ラグーン・エンジン」とリンクするという
もう一つの作品
これが別の世界の物語なのかそれとも・・・

月刊New Type
気づいたのが最初の2話くらいだったのと
Asukaでもう一つの「ラグーン」を読み始めたのが
昨年末頃だったということもあり
どういう展開なのかと非常に気にはなっていた・・・のですが
読んでみて
「とにかくすごい」
の一言しかありませんでした。
もともとイラストの良さ・すばらしらは
他作品からも感じることが多い方だったのですが
二つの接点、というか関係性が
見えてくる・・・ようで
まだもやの中を歩いているようなもどかしさ
でも、なんとなく分かるような
そんなエピソードに感激しちゃいました。
興味のある方は
ぜひ・・・
「ラグーンエンジン・アインザッツ(但し予約限定生産)」
(でも、アニメイトにはさりげなく平台に積んであったなぁ)
見つけたら即購入
後は
角川コミックの「ラグーンエンジン」
(現在第4巻まで発売中)
を入手の上
両方読んでみて下さいね♪
<ああ、完全に角川の回し者だわ、私(爆笑)


「少年陰陽師・サウンドトラック&ドラマCD第一巻」
今回予約せずとも大丈夫
な〜んて考えていた私が甘かった
アニメイト特典・結城先生のミニ小説付は
高松では後2枚しか店頭に並んでませんでした。
そしてそして
購入の際、カウンターの後ろ
予約の棚に並ぶCDの量にびっくり!!!
これは、と思い
次回作をその場で予約した私です。
でも・でも
実はまだCDも聞けてないし
ミニ小説も最後しか読んでないのよね(^^;;;

既にお話をご存じの方も多いかと思いますが
(アニメの各所でお話が出てますので)
今回のCD、ミニドラマが付いてますが
もっくんの登場、ありません。
というかキャスト表に入っていません。
もっくん役、大谷育江さん
現在病気療養中の為
お仕事全てをお休みされているからなのです。
最初、この話
とある方のサイトで知ったときには
ちょっとびっくりだったのですが
だんだん話が大きくなり
そのうち
大谷さんが演じられているアニメの声全てにおいて
声優の変更が発表されました。
その為、すっごく心配していたのですけども。
もっくんの登場、ミニドラマとなった原作作品
決して登場がなかった訳ではありませんでしたので。
だけど、どうやらその辺りは
うまく脚本でカバーしてくれたようです。
まぁ、もっくんの登場って
あの「ヒトコト」くらいでしたし(^^;;;
ただ、次回作はいよいよって作品なので
ぜひとも大谷さんの復活
私は祈ってます。
ちなみに今回のドラマ版は
結城先生のサイトで話題になっていた
車之輔の名演技(?)に期待しつつ
さぁて、いつ聞こうかな
と言ったところです。


と、3つ書いたところでこの量
あと、どうしよっか。
という訳で
タイトルだけ紹介
「異界繁盛記ひよこや商店 第二巻 ドラマCD」
「ひぐらしのなく頃に 第二巻 雛見沢村雀鬼列伝 アンソロジードラマCD」

特に最後の「ひぐらしCD」については
発見できなかった私なのか
並べてなかったアニメイトさんの問題なのかは置いといて
忙しそうなカウンターのおねーさん捕まえて
「確か24日発売だったと思うのですけど」
と捜索を依頼
無事探しあてて来て下さって感謝です!!


さてと。
下でも書いてますのね。
週末のアレの件。
昨晩ちょいとネットで調べ物をしてました。
うわぁ、すごいなぁ、この人
っていう方を発見してしまいまして
まだまだ知らない歴史って多いことに気づきました、私。
ホント、この方使わせてもらっちゃっていいのって感じなのですが
(実はもう一人使いたい方と年歴が少しずれそうな感じなので)
そこはサクラ大戦の本来の姿(をい)に見習って
えいっとやっちゃおうかと思ってます
<こんなとこ見習うな〜〜〜て言われそうですね。
とりあえずは、あのページ
一応メモとったけど
ペーパーコピー撮ろう、うん。
そんな訳で、まぁどうなるか
お楽しみに・・・と言ったところで



さぁて、朝ご飯っと。

という訳でこの日記は
2006年(平成18年)3月25日午前8時33分にアップしました(爆笑)


2006年(平成18年)3月22日


冒頭にて
「宇宙戦艦ヤマト」シリーズを初めとする
作曲家:宮川泰さん
(3月21日未明に死去 享年75才)
ご冥福をお祈りします。
あの懐かしき作品のすばらしい音楽
ありがとうございました。



冷たい雨の日になりました。
一度ひっこめたコートをもう一回ひっぱりだしたくなるような
そんな帰り道


こちら香川では
サクラの開花宣言
もうちょっと先のようです。


さて
また積みゲームを増やしてしまいそうなのですが
今日「みやこひめいち」より通販で届いたのは
「遥かなる時空の中で3 運命の迷宮(ラビリンス)」
〜プレミアムBOX〜
です。

し、しまったぁ。
つい特典の画集を見てしまい
早速最終バレにぶつかってしまった私が存在してました。
それも最近の悪いくせ。
どんな本でも
右開きで読むため
左開きの本は最後から目を通すという・・・


なのでラストもラスト
もう完全にネタばれよ。
どうせなら
最後のページにも
〜この本にはゲームの話題にかかわる内容が含まれていますので
未プレイの方がご覧になる時には気をつけて下さい〜
と一文いれて置いて下さい


やっぱりこんなことするの私だけでしょうか。


ちょっぴり余裕があったので
動作チェックも兼ねて少しゲームプレイ
ただ、システムjデータ作成画面になって
メモリカードのデータ数が足りないことが発覚
ああ、どっかで調達してこないと(^^;;;


まぁもう一回やり直してもいいかと
システムデータを作らずにプレイ開始。


今回の
「遥か3 迷宮」篇は
前々作
「遥かなる時空の中で3」
(十六夜篇より更に前のもの)
の続編・・・になります。
というか
「3」で大円団エンド見た人には分かるお話。
あの後み〜んな現代にきちゃってどうなっちゃったの
っていう疑問にお答え??するお話になっている・・・みたいです。



が、たぶん最初のシーンで
ああ、そっかぁって気づくところが多いかもしれませんね。
と、この辺りは伏せましょうか。


前々作は「鎌倉時代」の義経さんに逢うお話だったのですが
今回は現代、鎌倉のお話になります。
ちょっぴり鎌倉に足を運んだことのある私にとっては
背景の映像がすっごく懐かしいものに感じました。
きっと鎌倉に足を運んだことのある人みんな
それぞれ思うところあるだろうな。
なんて思える作品です。


さて、いろいろ積みゲームが溜まってしまいましたが
どれからやりましょう。


って、まずは
お正月に買った
「舞・Hime〜運命の系統樹」
後一人でオールクリアなので
命(ミコト)編を読んでこようと思っています。
が、もうちょっと後になりそうかなぁ。

今晩はこのままおやすみタイムになりそうですが・・・
ここ数日はどうやらネット内で調査隊になりそうな感じなので。


で、週末のアレ
あがらなかったら
ネタがまとまらなかったと思ってやって下さい。
いやぁ、多少はでっちあげもいいかな。
なんて思っているんですけどね。
どうせなら一人くらいは実在人物まともな形で出したいので。


では、今宵はこれにてm(_ _)m


2006年(平成18年)3月21日


今日は春分の日
昼と夜の長さが丁度同じになる年二回ある日のうちの一つになります。


こちらは朝は暖かく
もうコートもいらないんじゃないかな
と思わせるような気候になりました。


4月にある職場の方の結婚式披露宴参加の為の服探しに
母を連れてお出かけしてきました。
もうすっかり春の衣装に身をつつんだディスプレイ達に
目移りをしつつ
SCAPA
というブランドのお店で服を選びました。


で、そこでの会話で
私、実はちょっと間違えちゃって


「そう言えばスキャパーって
ハリーポッターの中で出てくるですよね。」
な〜んて話してしまいました。
帰宅後さっそく小説を確認


スキャバーズの間違いでした。
店員さん、ごめんなさいm(_ _)m
ってここであやまるなぁ。


ちなみに
SCAPAっていうのは
このブランドの作家さんの故郷をもじっているそうで
「隠れ家」
っていう意味もあるんだそうです。
ま、こじつけになっちゃいますが
ちょっと発音は違うけど
なんとなく
ハリーの世界観にあってませんか??


じゃ、これからちょっぴり調べ物してから
寝ることにします。


2006年(平成18年)3月20日


18日の
久しぶりのサイドストーリー連載に続き
今日は「みどりのいえ」まで更新してきました。
もう、3月15日までのうっぷんばらしですよ、私(爆笑)


ちなみに、現在
下の続きに大変悩んでます。
今週末までにまとまればいいんですけど(^^;;;


まぁ、たぶん
勢いさえあればノリで直接タイピングしてしまうことでしょう。
実はこの一話目も
脳内構成の後は
一気にタイピングしました。
翌日校正作業は行いましたが
これまでペーパーで一度は文章を起こしての作業ばかりだった私にとって
こんな作成は今まで一度もありませんでしたので
自分でもさすがにすごいと
<おいおい、そう言って過信はいけないよ。


ちなみに今回のお話。
いろいろと曲がり路があったのは
ここの日記
そして某所
(今は消えてもうないけども)
をご覧になった方は
分かっていただけるかと。

個人的にホント
時代考証
他いろいろと
うまく繋がっていくのか
それともでっちあげになるのか非常に不安ですが
なるだけノンフィクションとフィクションの間をいきたいな
と思ってますので
どうかよろしくお願いします。


さて、月曜日
わはははは
また、遅刻だぁ。


今回は目覚ましの音はちゃんと聞いてます。
もちろん起きようとも努力はしました。


が、気づいたら
出勤時間10分前でした(TT)


抜いたのは朝食のみ。
天気がいいので
布団干しての出勤。
到着は
始業より10分遅れ。
司命令による
職場の方からの携帯メールが
職場入り口で鳴り響きました。
ああ。
ものすごく恥ずかしい。
<ちなみに現在の着信メロディは
着ウタ
ニルギリの「SAKURA」
(交響詩篇エウレカセブンの4クール目のオープニング曲です)


で、仕事の話はこのくらいにして。



今晩はゆっくり見る予定でしたが
結局ラストシーンだけになってしまいました。
フジテレビ系月9のドラマ「西遊記」
放送開始時には見てなかった作品だったのですが
確か3話か4話くらいだったと思います。
なんかいい感じだったので
そのまんま見続けて
(但し、午前様帰宅状態の時は除く)
今日最終回を迎えました。

子供の頃
夜遅い番組だと
父から許されずに見られなかった
悟空=堺正章、三蔵法師=夏目雅子の西遊記
なんかあの日の思い出がよみがえるようで
それでいてちょっと違う今回の作品
最初はどうかなと思っていたキャストも
回を重ねるごとに
私も「なまか」の一人になっていたようです。
悟空=香取慎吾、三蔵法師=深津絵里
沙悟浄=うっちゃんこと内村光良、猪八戒=伊藤淳史
(伊藤さんは昨年の大河ドラマ義経に出演されてましたよね)
波平さんこと永井一郎さんのナレーションも
新しい西遊記ワールドを創り上げてくれてました。


既にご覧になられた方
または新聞でキャストを確認された方は
あの方の登場にびっくりされたかもしれませんけど
昔を知る私には嬉しい登場でした。


見損ねた分はぜひレンタルかセルDVDで。
なんて思う月曜の夜です。


2006年(平成18年)3月19日


日曜日
のんびりしようかなと思いつつも
結局朝はすぐ下の作業をしてましたし(笑)
昼は掃除で走り回ってましたので
のんびりできたのは1時間くらいになっちゃいました。
でもようやくお雛様にもお休みいただいたし
部屋もすっきりしたし

うん、明日からまたがんばろ〜
なんて思う夜です。


そうそう
ようやくファイナルファンタジー]U
オープニングから少しだけ始めることができました。
音楽担当が変わったってお話を
某所でちょこっと目にしましたが
スタートボタンの前に広がる
綺麗な映像に合わせて聞こえる音楽は
懐かしいあのファイナルシリーズのメロディばかりでした。


そしてスタートボタンを押して


映像はまずはある国の崩壊の話から始まるエピソード編
これが映画のような演出と共に
スタッフロールも出てきて
すごくカッコよかったです。


少しすると
あ、プレイヤーになるんですね。
でも・・・・


あ〜〜〜〜
ちょっとまてぇ。
発売まだ1週間も経たないのに
ネタばらせませ〜〜ん。
なのでストぉ〜〜〜ップ
はい、マスクです。


とにかく
映像共にテレビCMを越える
すばらしい出来ですよ。
とだけ今はお話しておきましょうか。


まだゲームは2回目のセーブポイントです。
操作法は従来のファイナルシリーズより
よりアクティブになったように思えます。
後はバトルのタイミングと
キャラ育成の方法ですね。
難しそうなのは。


いろいろと考えることが多い作品でもありますが
最新シリーズを楽しみたいと思ってます。


って、積みゲームが増えていくような(頭痛)


さて、春を探してシリーズ
ようやく明るい時間のさくらんぼの花が撮影できました。




ここ数日は花冷えもあってどうやらもう少し花を楽しむことができそうです。
今週は火曜日が祝日なので
さらに春探しをしてきますね。


そうそう。
こんな花を見つけました。




暗くなってしまってからの撮影の為
ライトを照らしての撮影になってしまいましたが
さて、この花。
な〜んだ。
ヒントは
普段は花は使いません。


2006年(平成18年)3月18日


あ〜〜〜
ようやく解放された土曜日
お休みだよ〜〜〜
てな訳で起きたのは午前9時前でした。
洗濯機を回しつつ
雨・・・じゃあ部屋干し対応で。


ぐるぐるぐる〜〜〜〜
がんばるなぁ、洗濯機
きっとこの家の中で一番仕事しているよ、この子(感謝)。


昼過ぎ
今度は接骨院に足を運ぶ。
もう身体中が壊れてますね(笑)
背骨が曲がっている為に首のところまで痛みが出るので
その治療を少しずつですが行ってます。
これは事務職というより座り仕事にとっては
避けられないものだとか。
うつむいての仕事
変わらない姿勢
先生曰く
「時には、立って歩いてリラックスすることも
時間内で必要」だと。
そんな時間、うまく取れないんですけどね(^^;;;
まぁトイレとか利用してなんとか努力しましょう。
でも今はこの痛みを治すことが先。
ただ、即効性がないので
地道に直していくしかないそうです。



帰宅時に
そうだ、春をもってかえろうとスーパーに立ち寄る。
パステルピンクのチューリップを台所に飾る。
今日は雨で寒いけどちょっぴり春が来た気分。


そうそう。
車、昨日直って帰ってきました。
こちらもいろいろあったようです。
メーカー側の一部品の対応年数経過による故障によるもの。
オイルポンプってどの場所だか
専門家の方、教えて下さい。
私も父も聞いて頭を悩ましてました。
というか、車の中のパーツで一つ一つに対応年数があるんだって
なんか意外なような嘘っぽいような(^^;
もしそんなものがあるんだったら
なんで1ヶ月前の点検に出した時にチェックがないんだよ。
(18年2月4日に一年点検に出したばっかりの車なので)

父・まだ沸騰中(笑)<かな???
私・実はもうこの車、乗りたくない・・・・かな。
でももうちょっとだけ
よろしくお願いしますね。
何せあの場、片側三車線もある大通りで
エンコして止まってしまうことなく
のろのろでも走ってくれたのですから。
うん、それだけでも感謝感謝。


ただ、メーカーさん。
下で名前出しているけど。
(直接じゃないけど車種名でばれますよね)


次はもうないよ!!!
これだけは父と私
両方同じ見解です。


夜、ファイナルファンタジー]U(とぅえるぶ)
<CMでのこの発音がすっごくカッコイイです。

プレステドットコムより佐川急便さんの輸送で今日届きました。
でも夕方6時過ぎ。
夕食準備やら何やらでばたばたしちゃって
まだオープニングさえ見てません。
この時間からだと・・・明日
いやもう今日か
(ただいま3月19日午前1時10分過ぎ)
昼すぎかな。
後は天候しだいか。
お彼岸なので、実家のお墓参りに早めに帰りたいですから。
(墓に法名を彫ってもらったってお話なので。)


でも・・・
そろそろ例のアレやりたいなぁ。
なんて思っていたら

今日車の中でいろいろネタが涌いてきました。


少し展開してみましょうか???
まだ案の状態ですがm(_ _)m


(追記)
3月19日午前10時前です。
1時前の初稿より一部修正
読み直した結果

わ〜い
ちゃんと第一話になってるぅ\(^0^)/

という訳で
一応タイトルはあるのですが
まだそれは公開せずにおきましょう(^^;;;
時が来るまでの間
暫しこの場所で
このお話をお楽しみ下さい。
私の時間と気分次第の更新になりますが
予定では週一更新の予定ですm(_ _)m


ちなみにこれは
サクラ大戦Vへ連なる物語
九条昴編としておきましょうか。
ゲームを知らない方。
内容を知らない方はごめんなさいね。
あと、時代考証とか間違っている点ありましたら
(その為の修成理由もあったりなんかして(笑))
ツッコミ、てぃ〜・る〜むへお待ちしています。





紫の色に染められた布
そこに描かれる藤の花
中に蔓をかよわす二つの枝


これが五摂家の一つ
九条家の紋


僕はずっとこの紋に縛られてきた
そう思える
いつのまにやらこの紋の柄を覚え
その藤色に染められた布の中で
いつまでもいつまでも
閉じこめられた存在・・・


ただ
僕はいつも
真っ白な着物を着せられていた
通常は死者にほどこされるという
右前あわせ
真っ白な一枚の無地の衣
それを真っ白な一本の紐でのみ
いつもいつも着付けさせられていた



一日一回の着替え
その時に身体を布で拭いてくれる人がいる
ただ、その人達はどういう訳だか
一切僕の方を見ようとはしない
誰も僕に話しかけようとはしない
ただ、いつものように身体を拭き
いつものように着替えをさせ
肩まで伸びた黒髪を漆塗の櫛でとき
そして頭を下げ


ぎ〜 ぱたん
木製の格子戸が閉じられる


その時唯一見えるのが
戸の前に飾られた
紫の布と藤の紋





ここがいったいどこなのか
そして
僕はいったい何者なのか


誰も答えない
もちろん
僕も聞こうとさえ思わなかった


この永遠とも思える時間が
淡々と過ぎていくのを
ただ過ごすだけ


どうしてここに存在するのか
なんてことを考えるよりも
何故こんなことをしているのか
説明できる人はいないのか



そういつもいつも思い続けてきた





「あなたの問いに答えてあげましょうか?」





初めてきいた声
僕に向けての言葉


それは格子戸より
きっと今日は満月なのであろう
煌々と輝く月光が
すーーーっと差し込んでくる
うす灯りの夜のことだった。




音もなく
開いた扉の前に立つのは
一人
いや、一匹の黒い犬だった。


「こんばんは」


・・・・・・・


「あら、言葉も喋れないの?」


「・・・・そんなことはない」


「ちゃんと喋れるじゃない」


そう言ってにこりと笑ったような表情を浮かべる目の前の犬
いや、これは犬と言っていいものなのだろうか。


耳は長く
身体を覆う毛も長い
しかしながら尾の部分は短く
ぴん、と後ろに立っている。
ただ、毛が長い割りに
その犬の姿は
ほっそりとした印象を受けた。
両足が少し長めだからなのだろうか。
身体を覆う毛に隠れることなく
見える両足が
余計に一本の横線を引いたかのような印象を受ける。


「あら、人以外の姿を見るのってそんなに珍しいの」


「・・・少なくともここにこれまで人以外のものが入ってきたことは
これまで一度もなかった。
おまえが初めてだ」


「おまえ・・・じゃなくて


美夜よ、昴ちゃん」





す・ば・る・・・





その言葉、どこかで聞いたことがあるような


「すっかり待たせちゃったみたいね。
じゃあ、出かけましょうか」

「って今からか」

「そうよ」

「この服装でか」

「もちろん」

「どうしてだ」

「?」

「どうして僕がここから出ることを
おまえが決めることが出来るんだ」

「も〜〜〜、おまえ、じゃなくて美夜だって言ってるじゃない。
何度でも言わせないでよ」

「だって気になるじゃないか。
今の今まで
ここに来る誰だって
僕に対して一言も言葉を発しなかった
それが
いきなり目の前に現れた
人ならざるこの犬に
『出かける』なんて言われたら・・・」

「びっくりする???」

「もちろんだ」

「じゃあ、立ち上がって
一歩でもいいから歩き出してみてよ。」

・・・

「あら、歩き方も忘れちゃったの」

「そんなことはない」

「だったらね。」

そういってくるりと向きを変える黒い犬
僕はその犬に続き
ゆっくりと立ち上がり
一歩
また一歩と
板ばりの床の上を歩いた。

きしり、きしりと音を立てる中

しゃんしゃんしゃんと聞こえる鈴の音


その音はすぐ外から聞こえてくるものだった



外は満月
一面に広がる薄の穂
さぁ〜と吹く風に揺られ
さわさわと静かに音をたてる中


これまで言葉一つ話さず
身の回りの世話をしていた者達全てが
紫色の衣をまとい
その場に膝をつき
頭を垂れていた。

その中に
月の光をうけ、きらり輝く鈴を手に持つ一人の娘
振る鈴の音に合わせ
紡がれる言葉



〜時は訪れた
これより 六連星(むつらぼし)の名のもとに
近い未来に起きる災いより
勇め鎮る戦姫を目覚めさせる〜



それはある調子に基づく心地よい唄のようにも聞こえた。




「お目覚め下さいませ、九条昴様」




それが
はじめて聞いた
僕以外の



人の声だった・・・


<続く>


2006年(平成18年)3月17日


で・・・・
昨晩、お肉を届けてくれた職場の方から気になることを聞いたのと
もういつまでも休んでもいられないよね。
ちうことで
や〜〜〜い、とうとう目覚ましに買ったぁv(^^)v


ちなみに今日のことは全て私の胸の内に置きます。
ここには一切書きません。


でも
ふふふ
私はそんな甘い言葉にはだまされませんよ〜だ!!!


てな訳で
病み上がりにはちょい辛い週末でしたが
まぁお互い腹の中のもの出せましたのでよかったとしましょうか?


ね!


2006年(平成18年)3月16日


で・・・・
また笑うしかない状態
目醒めたの、午前8時30分前。
昨日もそうでしたが
これって不可抗力ですよぉ。
ちゃんと目覚ましかけているんですからぁ。
で、無意識に切った記憶も全くない。


あ〜〜〜もうダメ。
ちう訳で
職場で電話。


「今日休みます」

「風邪???ですか・・・」


「・・・・・違うん、ですけど」


「じゃあ、ゆっくり休んで下さい」


って、おいおい、それでいいのか所長さん。


って、また許可でたからいいっか。


で最後に一言
「体調悪そうだったら
明日も休んでいいですからね。
ゆっくりやすんで下さいね」


う〜〜ん、ありがたくこの際受け取っておこう。


その後、日頃お世話になっている心療内科が
木曜は診察していることを診察カードで確認でき
直接行くのは難しそうだったので電話で診察。
ああ、こういうことってできるのね。
(父に話すと?と頭にはてなま〜くがついていたけど)


「それはやっぱり疲労からきたものです。
とりあえずはまず休むこと。
咳の方も・・・風邪で内科診療受けて異常がないということは
アレルギー以外にもう一つ
心身的な問題もありますから。
これも疲れを取るしかないですよ。」とのこと。


で、ようやく落ち着いたので
う〜〜〜ん、とりあえず遅めにトーストでもかじったかなぁ。
わすれちゃったぁ。
とりあえず、眠ったのが先のような気がします。

再び目が醒めたのは午後2時を回って。
で暫くは布団の中でごそごそ。
起きれそうになったのは午後3時を回って頃でした。
昨晩昼食用にと準備しておいたお弁当のおかず用のものと
セットしておいた白飯を食べて・・・



そう言えば・・・・
「肉、持ってくるっていってたなぁ。」
そう、15日の仕事が終わると
お疲れ様でした。
でしゃぶしゃぶ用の肉をくれるのが恒例な職場なのです。
昨日早退した私はもらいそびれてます。
それを届けてくれるとくれていた職場の方がいまして。


午後6時過ぎにお出迎え。
レピシエで以前見つけたいちごみるく(緑茶)をお出ししたところ
大変喜んでもらえて嬉しい夕方でした。
そう言えば


H嬢以来のこの家のお客様ですね。


2006年(平成18年)3月15日


もう・・・笑うしかないです。


朝目が醒めて時計を見たら
午前8時45分を過ぎていました。
出勤時間より、もう仕事始まってるよ(泣)


携帯を開くと
案の上、職場の方からの着信履歴がありました。
慌てて電話。
携帯が繋がらなかったので
再度職場に直通で電話を入れると

「今日提出期限の書類
上司(所長)がチェックしたいっていってるんだけど
うん、今はちょっと出かけてていないから
帰ってきたらチェックすると思う。
なので場所を教えて?」
とのこと。
「ごめんなさい、寝過ごしました」
の最初の言葉に
「それはいいから」
とぴしゃりと言われてしまって
喜んでいいのか悲しんでいいのか
気分は複雑。


とりあえず
場所を説明。
確認してもらった後
慌てて洗濯・食事を追えると
午前10時前。
故障中のワゴンRではなく
父から借りた軽トラを走らせること30分。

そう言えば、途中車線変更した時、すぐ横に車がいたようにな
ってあぶないやんか〜〜〜〜!!
(信号機で止まった時、まだ後ろにその車いましたので、
ハザートを点滅させた上で、頭を下げました。
ほんとうに事故にならずによかった。
ごめんなさいです)


午前10時30分。
職場到着
慌てて駆け込み
所長のところまで言って謝罪
「ああ、連日の疲れもあったからね。」
とその場は軽く収まった・・・かのように見えたのですが。


怖くて顔、よく見てないよ〜〜〜〜(TT)


で、書類チェックも終了。
後は先方さんの押印を待つのみということで
「申し訳ありません、大変遅くなりました」
の謝辞に始まり、電話連絡。
近くの方だったので速攻で事務所にまで足を運んでくれました。
説明、押印も無事済み
午後0時
昼食時間となりましたが


困った
ご飯が食べられない(泣)
しばらく寝よう、とデスクにばたんと倒れるが・・・眠れない。
膝掛けを持って
すぐ近くにある応接室2(笑)に入り込むが
職場の方々の話す声が逆にうっとうしく感じられる。
これは困った。
と更に場所を移動。
先生方専用の応接室1へ移動

で、ここで所長じゃない
もう一人の先生と遭遇。

「少し横にならせて下さい」とお願いし
眠り始めようとした時に
先生の方から
「体、しんどいのかい?」
と話かけてもらった。
暫く言葉を交わし
「少し横になっていた方がいい」
と言って、この場で就寝を許されちゃった私


ううっ
どうしたんだろう。
なんか涙、出てきちゃったよぉ。
どうして泣いてるの、自分???
しんどいの?
それとも今までが辛かったの?
うん、いろいろあったもんね。
さんざん仕事が遅いだのしかられて
提出書類の漏れを指摘されては直して
時間沢山とったもんね。
疲れた、疲れた。


で、午後1時
起きあがろうとしたが、頭のふらつきが止まらない。


所長に早退を申し出ると
側に居たもう一人の先生が口添えをしてくれて
「帰ってもいいよ」
という話になった。


ありがたい・・・・
ただ、ちょっと悔しい。
せっかくの最終日なのに。
最後まで居られない自分が。


その腹いせ??
にアニメイトに直撃したのはここだけの話


って、元気やんか、自分(苦笑)


あ、でも一応その後、病院には行きましたよ。
自宅に帰ってようやく食べれるようになった昼食を
午後3時過ぎに食べて
午後4時前だったかな。

「咳がとまりません」
と近所の町立の診療所に駆け込む。
運良く、というかなんというか
以前お世話になった先生が担当だった。

「お久しぶりです」
と笑いつつ診察。
「風邪・・・・う〜〜〜ん、咳が続くとはいえ喉の赤みはそうないようですね。
だとするとハウスダスター、または職場のアレルギーかもしれませんね。
ここ2年、環境の変化、ありませんでしたか?」


え?
それって引っ越してきた家のこと???



その場は軽くお茶を濁して答えずに<をいこら
とりあえずアレルギー性のお薬と風邪(咳止め)の薬を出しておきますね。
ってことに。


って、ここで出してもらえないですけど(泣)
最近は病院の処方箋って
持ってもよりの薬局まで行かないといけないんです。
たまに薬を直接出してくれる病院にあたると
ありがたいなって思います。


という訳でもよりの薬局へ到着。
この薬とこの薬は眠気が少し出ますよ。
との説明に


え?
それじゃあ
明日また起きれないのでは。
と心配する私がここに居ました。


夜は実家に久しぶりに帰りました。
珍しく甥と姪が居ました。
両親(私の弟とその奥様♪)が遅くまで仕事なので
じじばば(私の両親)があずかっているとのこと。
私が夕食を追える頃に
弟が迎えにきました。
姪っこは「お母さんが・・・・」なんてお話していたから
弟=父のお迎えにはちょっと不満かな。
って思ってたら
なんとか気分よくお帰りコースになったようです。


その後、私も帰宅。


の前に
家の庭先のさくらんぼの木が
花を開かせていました。
満月の光の中を
夜桜撮影



ちょっとぼ〜っとしているのは
夜間撮影モードによるもの。
光線の調子をよむのでうまく撮らないと失敗作になっちゃいます。
特に自ら光らないものを撮影するのは難しいですね。


ただ。
さくらんぼの花でもこうして咲く時期
そう言えば
今日卒業式だという話も聞こえてきてました。
ああ、もう春は間近なんだなぁ。



2006年(平成18年)3月14日


イルカさんの「なごり雪」の歌が思い出される
そんな朝でした。


朝7時過ぎ
庭の前のつづじの木を携帯で撮影したものです。


前日、仕事でとあるお客様とお話した際に
「明日は寒くなりますよ。
雪が降るかもしれませんね。」
な〜んてお話を聞いていたので
13日夜は午後11時前まで仕事の後
当番作業を夜のうちにすることにしました。
なので帰宅、午前0時前(TT)


で、結果がこのくらいの雪ですみましたが
冬の名残の雪模様。
覚えておきたくてつい
カメラを撮りました。

今日もお仕事、たぶん午前様・・・かなぁ(悩)


2006年(平成18年)3月12日


あの味が忘れられず
ついコンビニ詣をしてしまいまして




2本目の限定ポーションを入手してしまいました。
通常版の方が
飲む側としては気が楽・・・なんですけどね。
限定版だともったいなくて・・・
賞味期限終わってしまいそう(^^;;;


ちなみに成分表を見ると
大変なんだなぁと思いますが
既に飲まれた皆様、大丈夫でしたか???


お昼前にセガダイレクトからの通販を
直接運送会社さんまで取りに行きました。
時間指定をしていたのですけど
どうもその時間だと
仕事の都合上、不在になっちゃいそうな感じになりましたので
先に電話で連絡して
運送会社さんとお約束させていただきましたので
受け取りはすんなりと終わりました。
そこへ行くまでの車窓。
紅梅がすっごく綺麗に咲いているのが見えました。
梅で有名な菅原道真に縁のある神社
「滝宮天満宮」が近いので
車道の中央に植えられているのかもしれませんが
写真撮影しようにも
車止められないのがすっごく残念でした。


という訳で
その後帰宅した実家での紅梅でお許し下さい。




すぐそばにある
さくらんぼの木の花も
つぼみがほころびかけていました。
曇り空なのがもったいない気分の中
お昼から出社・・・


帰宅は午後7時前になりましたが


ここでトラブル発生!!
愛車・白杜(スズキ・ワゴンR)が
国道左車線で信号待ちの後、急に走らなくなってしまいました。
ひょっとして(マニュアルミッション車なので)
ギアを入れ間違っているのかな
それともクラッチのつなぎが失敗しているのかな
といろいろ試してみたのですが
どうしても走りません。


というか、ギアに入れると
エンジンがストンと止まりそうになります。


運よくすぐ近くに止まれそうな場所があったので
そこまでなんとか車を走らせ一旦停止。
エンジンを一旦きってかけ直しましたが
やはり反応は変わらず。
(TT)
ひょっとしてこれって
車さん、ご臨終ってことぉ(泣)


その後、このまんまここには置いておけないからと
職場の駐車場までなんとか走らせ
(正確には動かしたという表現に気分は近いのですが)
車じゃなくて電車で帰宅することができた・・・のですが


愛車の今後が非常に気になる週末になりました(T□T)
後3日がんばるから
白杜もがんばってよぉ!!


と、今週は昨日でひとりごちおしまいにしようかと思いましたが
いろいろあったので
今日も書いてみました。


明日は・・・
絶対仕事が残業で10時くらいまでになるからだ〜め。
「ひとりごち」はまた来週
気力があったら
15日以降に何か書く・・・かもです。


最後に
後日文書鳩跳ばします。
紫の石の方へ。
もしここ見ていたら
紐育のパンフ、お願いしたいのですが
いかがでしょうか
よろしくお願いします、です。


2006年(平成18年)3月11日


なんか毎日がすっごく充実しているような
煮詰まっているような


どこかに何かをぶつけたい思いを抱えつつ
なんとか生きてます。
な〜んで愚痴っちゃうのはここまでにして


ちょこっと噂になってます
ファイナルファンタジーシリーズのアイテム
ポーションを探してみました。
もちろん、仕事へ行く前にです。

って今日は土曜。
本当はお休みなんですけどね。
ま、この時期だから仕方ないということで。
もちろんポーション目的じゃなくて
コンビニで昼食を探すのが目的・・・です、はい一応(笑)


で、嬉しくなってつい携帯カメラにて撮影。



はい、限定版と通常版のポーション
二種類を購入してみました。
味の方は・・・というと
成分表示に少し問題がある・・・みたいですが(^^;;;
まぁ、薬ということで。
ヒットポイント回復になったかどうかは・・・
微妙です。




箱の中身はこうなってま〜す。
ということで。
下のボトルが限定版ポーションです。
ちょっと撮影・・・失敗しているかなm(_ _)m


体力回復は二の次として
気分的にはなんとか回復しているような気がします。
明日も・・・仕事ですけど


うん、少し頭冷やそう。
のんびり出かけていくことにします。
部屋の掃除や
制服のアイロンかけやりたいし
ゆっくりご飯も食べたいもん♪


という訳で今週のひとりごちはここまで。


そうそう
PSPサクラ大戦1&2も
今日通販で届きました。
映像見てすごく懐かしさを感じました。
ロードが少し長く感じますが・・・
オープニングだけでお腹一杯
そんな気分です。


2006年(平成18年)3月5日


私はここにいます!!


えっと、これはとある作品のテーマだったりするんですけど。
ま、その話はちょこっと後にしてと。


3月始めの独り言は5日
正確には6日午前0時を回ったところです。
2月半ばより帰宅時間が毎日10時近くになるようになりました。
この時期お決まりの繁忙期です。
もう何をやってもって感じの毎日です。
何度も何度もやり直しする日々もあったりして
ほんと、前向いて進んでいるんでしょうか、と悩むこともあるんですけどね(^^;;;


なんとかがんばってます。
昨日土曜も出勤だったんですけど
今日日曜もお昼前から自主出勤してました。
どうも期限終了・・・キツそうだなぁって感じなので。
ソフト操作が変わっただけで
簡単だったことが難しくなること。
また反面、楽になったと思うことが
実は使い方を知らないと
というか
そのものの意味が分かってないと
使えこなせないという難しさ。
楽にできるソフトというのも
考えものだなぁと思う今日この頃です。

そう、このページもそうなんですけどね。
私の場合はホームページビルダーっていうソフトを利用してますので
ホームページを作っていく為の
表を設定したり壁絵やアイコンを設定する
タグを直接打ち込むことはほとんどありません。
ところがこのタグが分かってないと
いざデータをWebにアップロードした際に
うまく閲覧できないこともある訳でして。
それと一緒と一口にかたづけちゃいけないんでしょうけど
やはり理解しておかなければならない知識って
必要なんだなぁ
ソフトを使う
使われるのじゃイケナイんじゃないかと


ま、あまり難しく考えない方がいいのかしら(^^;;;


さてさて。
お休みというか
折角仕事を兼ねて高松市内まで出て行くのだからと
アニメイトまで突撃してきました。
今日の目的は
サクラ大戦・紐育歌劇団のアルバム
だった・・・はずなのに
何故か手には
ガンダムSEED DESTINY13巻のDVD初回限定版
蒼穹のファフナーの総集編DVD 後編
ローゼンメイデントロイメントのドラマCD

ああ。
こんなところに
蒼穹のファフナーの本(メモリアルブック)が出てる
なんて増えて増えて


なんか出費が思っていたよりも多いような(悩)


ファフナーはDVD全巻持っているから総集編はいいかな
なんて思っていたのですけども
いざ全編をレンタルで借りて見てみたら
結構いい感じだったので
(BGMと映像のコラボレーションがよかったので)
買っちゃいました♪


帰宅してちょこっとした時間に
ファフナーの本を見てました。
もう2年近くなるのに
なんかすっごく懐かしいというか
やっぱりいい作品だよぉ、って思えまして。
たぶん何度見てもラストは泣いてしまうんだろうなぁって。
今回の総集編、勇気を持ってみようと思ってます。


という訳で最初の言葉に戻りますね。


「あなたは・・・
そこに・・・いますか?」


これが蒼穹のファフナーのテーマです。
互いの存在を認めること。
個であることを認識すること。
「無」ではなくて「有」


生きている限り
ではなく
そこに存在した限りは
たとえ
失われた命であったにせよ
変わりはない・・・


もしも
この答えに対して
あなただったらどう答えますか?という話が
今回本の中で
制作者やキャストの皆様へのインタビューの質問の一つになってました。


ちなみに
これに答えると
あなたの存在は
宇宙からの異物体によって
否定されてしまう・・・
つまり
「死」を運命づけられる


それでも


〜YES〜


と言えますか???


私はそこまでの日々を過ごしているのだろうか?
と、ふっとこの作品を思い出すと
悩みます。


でも、あんまり悩みすぎるのもよくないと
忘れちゃうんですけどね(^^;;


生きることと秤にかけたくはないですが
せめて
「私はここにいます」
と胸をはって言えるようになりたいと。
自分の存在を自分自身で否定しちゃいけないなぁって。
そう思えるようになりたいです。


なんかすっごく難しいお話になっちゃってすみません。


少しずつ暖かくなってきました。
咳、ちょっとは落ち着いてきたみたいです。
でも、もうちょっとかな。
体力温存。
でも、がんばれる限りは期限ぎりぎりにならないようになんとかしないとね。

そう思えること。
私にとって今やっていること。
何かをすること。
それが
「存在」するという意味にならないかな(^^)