「平成15年(2003年)3月29日」 |
「第1番:笠和山 一乗院 霊山寺(じくわさん いちじょういん りょうぜんじ)」 |
春まだ早い3月末 八十八カ所巡りの第一歩は ここ第1番札所から始まった。 その前に・・・ −準備− RPGの基本 という訳ではないのだが 装備、アイテムの購入。 ちなみに現在のアイテムは ・納経帳1冊 ・蝋燭、線香 後はカメラとかハンカチとかいろいろあるけれど これだけではお遍路さんにはなれない・・・ んじゃないんだろうけども 一通りの装備を揃える必要がある という母の話を聞き 父・母・私の3人は 第1番札所の入り口にあるショップへと足を運んだ。 ちなみに所持金 この辺はあまり心配ないよう(^^;;; 白衣(白装束)(父母のみ購入) 輪袈裟 金剛杖(母のみ購入) 念珠 さんや袋(母・私のみ購入) 経本(私のみ購入) 白い納札 以上で装備は完了・・・ と言いたいところだが ここで一つ準備しなければならないもの それは納札への書き込み。 札所巡りというのは 昔は木の札を寺に釘打ちするところから言われ始めたそう。 ところが近年では寺によっては 木造建築が重要文化財等々になり その保存に苦慮しているところもあって 紙による札に変わってきた。 要するにはこの紙札に経を納めた日時 納めた人の住所、氏名 他、願い事や般若心経等々を書かなければならない。 で、早速一番用にと 早速購入した納札に日時、住所、氏名を記入。 いよいよ一番札所「霊山寺」の山門へと向かうことにした。 山門を入ると正面に本堂。 目の前には池があり 蓮の葉に見立てた石の上に小さなお地蔵様達が立っている。 橋の上を進み本堂へ。 蝋燭と線香を納め 早速般若心経・・・ かと思いきや まずは合掌 次に「開経渇(かいぎょうげ)」を読む。 これは今からここで経を唱えます、という意味だとか。 そして「般若心経」 最後に「回向文(えこうもん)」 そして「御宝号(ごほうごう)」を唱えつつ合掌。 以上が一番簡単な納経。 回向文の前に 各寺の本堂に安置されている本尊の真言を唱えることもある。 大抵は本堂の入り口のところに書かれてあるのだが 経本の中にも書いてある場合、もある。 もちろん、ないことも・・・ そして光明真言を唱える場合もあるのだが 最初の頃は唱えていませんでした。 さらに丁寧に経を納めるなら 三帰(さんき) 三竟(さんきょう) 十善戒(じゅうぜんかい) 等々あるのですが あまり覚えてないのでこの辺はこれから・・・ということで。 というより私の場合 般若心経でさえ 最初は満足に唱えることもできず 第一番、母の横で 耳を傾けつつ 聞き取れる言葉についていくのがやっと・・・ これを 本堂、そして大師堂の二カ所で行って納経終了・・・ はぁぁ ため息出そうになりつつ 納経所へ・・・ 第一番の頁に墨で印を入れてもらい 御朱印を押してもらう。 そして本尊の御姿絵を頂く。 これで終了。 これが後八十七回続くのである・・・。 |
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