「平成15年(2003年)5月10日」
「第18番:母養山 宝樹院 恩山寺(ほようざん ほうじゅいん おんざんじ)」


5月
3回目のお寺巡り
18番札所:恩山寺から始める。


弘法大師の母、玉依御前
息子会いたさにこの寺を訪れた際
女人禁制だったこの道場に対して
女人解禁の秘法を納め
無事対面を果たした

その後母君はこの地にて髪を切り出家することになる


母養山という名は
その縁あってつけられたもの。


碧い銀杏の木が迎えてくれた。





「第19番:橋池山 摩尼院 立江寺(きょうちざん まにいん たつえじ)」


山門の入り口に見える黄色い牡丹の花
カメラを向ける人に誘われ
私も一枚撮影





花が多いお寺
緑が多いお寺
沢山の様々な種類の花があった。





そんな綺麗な寺
でも元々は邪悪な心を持つ者は
通ることができない関所だった


享保3年(1718年)
石州(今の島根県)浜田のお京という女性が
自分の夫を殺し、密夫長蔵とともに駆け落ちし
この寺まで逃げてきた。
ところがこの寺に入ると
お京の黒髪が逆立ち
本堂の前に垂れ下がっていた鉦の緒に巻き付き離れなくなった。
お京はその寺の住職に救いを求め、罪のいっさいを懺悔した。
緒に巻き付いた黒髪は全て抜け
お京は命だけは助けられたという話。
今なお本堂にその時の緒は納められているという。


もしもこの寺を訪れる際は
皆様、お気をつけて・・・